創造力

脱ものづくりへ 〜売らないマーケティング

商品の価値を決定するのは、作成過程ではなく、企画・設計です。 作成は、あくまでも実現であり、作成により価値が決まる訳ではなりません。 技術力があると言うのは、高い実現能力を意味するかもしれませんが、高い価値になるかは別問題です(技術力がない…

芸術家のセンス・文化・芸術活動をビジネスに生かす。〜日本のメーカー・ビジネスに足りない物

正直言って、芸術家の人たちは、コンセプト作りが上手いです。 私は理系出身なのですが、その上手さは到底かないません。 もう、センスの良さで差が付いてしまいます。日本のメーカーが、ぱっとしない原因として、経営層のセンスが決定的に遅れているのでし…

日本の女性のセンス・感性は世界一 だけど...

日本の女性のセンス・感性は世界一だと思う。 海外旅行に行って、イタリアやフランス、アメリカに行っても、日本の方がセンスが良い人が多い。 海外の人は、野暮な人は強烈に野暮。まぁ、それも個性なのですが... 日本の女性は、日本において世界最高レベ…

金を使う日本、頭を使う中国 〜世界一のスーパーコンピュータへ

中国のスパコンが世界一になるそうです。日本のスパコンは、500億円〜700億円かかっています。しかし、今回の中国のスパコンは、基本パソコンをつなげたものですので、たぶん40億円もかかっていないのでは?(国としてはより多くの予算を使っている…

感動力と感心力 〜創造力を鍛える

若いから創造力がある。歳を取っているない。ということはないような気がする。 創造力と言うのは、年齢や能力よりも心のありように左右されるような気がします。 起業家、大学教授、芸術家など、創造性のあるかたと話して感じる共通点は、感動力・感心力が…

不景気の時は、引き算発想で

不景気の時は、引き算発想のビジネスが伸びます。 引き算発想のビジネスとは、早い話が、何かを省くことにより、価格を下げ、コストパフォーマンスを上げるビジネスモデルです。 理由は単純です。お金がなく、コストパフォーマンスにシビアになるためです。 …

守破離で考えるパクリが創造力になる瞬間 オリジナリティを得るためには?

パクリだけでは駄目ですが、パクリは創造力を鍛えるための良い練習になる。名画の模写したからと言って創造力が落ちるわけではない。ビートルズの真似をしたからと言って、作詞・作曲力が落ちるわけではない。 芸術だけではなく、技能に置いてもそうだ。 た…

北海道大学 ノーベル賞、イグ・ノーベル賞 ダブル受賞

北海道大学。 イグ・ノーベル賞は受賞者はいたのですが、ついにノーベル賞受賞者が... 2010年のノーベル賞を受賞したガイム教授は、2000年にイグノーベル賞を受賞し、ノーベル賞とイグノーベル賞の両方を受賞した初の人となりました。 まさに、天才と…

敵は一秒で作れる。 〜「中国は悪しき隣人、法治主義なし」枝野氏

政府の仕事って何だろう。 何十万もの日本人が、一生懸命働いているのに、支援や保護するのではなく、「おひとよし」と馬鹿扱いですか。まぁ、国内で政治家やっている人たちは、それで済むでしょうが… 基本的に、頭の中が、多様性のない二元論。 「良い隣人…

ローンチカスタマー型新製品開発・起業手法はいかが? 〜成功企業の開発手法「カスタマー・ドリブン・ディベロップメント」「Customer Driven Development」

ローンチカスタマー。 計画を立ち上げる(”ローンチする”)後ろ盾となる顧客(”カスタマー”)のことです。 あまり聞いたことありませんが、航空業界では良く使われる言葉です。 航空機産業は、大企業ばかりですが、開発費が巨額であるため、おいそれとは開発…

何をしながら考える? どこで考える? どう覚える。 〜脳の使い方

皆さんは、何をしながら考えるでしょうか? オフィスで、机に座って、頭を抱えながら考えるでしょうか? 世の中、歩きながら考える人、食べながら考える人、お風呂に入りながら、歌を歌いながら、自転車をこぎながら考える人がいます。 小説家さんなどは、ワ…

「最悪だ」と簡単に言うけど

リアルでもネットでも、「最悪だ」と簡単に言う人が結構いる。 これは口癖なのかもしれないが、本当に最悪だと思いこんでしまう人がいる。 正直言って、こういう人は、想像力も、創造力もない人だとつくづく思う。 こういう人は、複数のケースというのを考え…

創造力の問題じゃないんだよ。 芸術家さんとの会話

以前、芸術系の学校の人と、創造力について話をした。Q1.美術の授業でテーマを決めるのに、時間がかかってしまう。創造力が足りないのかも。創造力をあげたい。A1.それって、創造力の問題じゃないんじゃない。 私は芸術家ではないですが...創作「意欲」…

ましまし版 ハッピーターンなど増量版が増えています。

近頃、ましまし版が増えている。代表例は、ハッピーターン。何が増えたかというと、表面についている「粉」。 それだけかという声もあるでしょうが、これだけで売り上げは十数パーセント増える。新規顧客を捕まえるのではなく、既存顧客の深堀です。 新製品…

おにぎりまでの道 〜ルビコンの決断を見て

発明ではなく、小売の話。いや、ビジネス全般というべきか。 コンビニで「おにぎり」を出す。 これを考え出すまで、4年以上かかっている。 「おにぎり」=「家庭で作る簡単なもの」=「買うものではない」 という思考が、邪魔をしたのだろう。 売れないとい…

マーケットインとプロダクトアウト 〜技術者が作りたいものを作っているから駄目なんだ

「プロダクトアウトの発想では駄目。」という話を良く聞く。その際、「技術者が作りたいものを作っているから駄目なんだ」と、なぜかエンジニアが叩かれる。 はっきり言って、文系の陰謀です。エンジニアが叩かれる→エンジニアが悪い→エンジニア以外は悪くな…

ソフトバンクと創造性 〜カンブリヤ宮殿を見て

カンブリヤ宮殿を見て、思った。ソフトバンクって、そんな創造性のある会社だろうか? ソフトバンクが行った新しいビジネスとは何だろうか? YAHOOや「YAHOO BB」、携帯でしょうか。ソフトバングが参入する以前からあったような気がします。 そ…

小分け化

昨日のWBSでサービスの「小分け」について報道されていた。 内容は、10分レンタカーとか、時間貸しのホテルとかでしたが、この小分けという発想は、昔からある発想ですね。 三越の人が、高価だった反物を個人向けに小分けに売って、大成功した何ていう…

W杯のウルグアイのハンドに見るルールに対する考え方 〜 ルールを破るのは、悪とは限らない。

W杯、ウルグアイのルイス・スアレス選手が、終了間際のシュートをハンドで、阻止し、結果として、チームを勝利へと導きました。 http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100703-00000017-spnavi-socc それに対して、賛否両論が。 否の人は、ル…

運命と必然の間

彼が成功したのは、運が良かったからだ。① 私が成功したのは、運が良かったからだ。② 本当に運だろうか? 人間は、自分が知らないところで起きているメカニズムを、運という言葉で片付ける傾向にあるそうだ。 ①は単に、相手のことを知らないか、嫉妬の可能性…

創造力:ガイアの夜明けを見て思ったこと、カーブスとQBハウス、立ち飲み屋の共通点

カーブス http://www.curves.co.jp/story/index.html 女性向けフィットネスですが、QBハウスと共通点があるように感じます。 基本的に足し算発想ではなく、引き算発想ですね。 男性駄目、お風呂なし(スペースを減らし、設備投資を減らし、場所の選択肢が…

パクリ、盗作と言う以前に...

近頃、ネットが発達して調べることや情報発信が、容易になったためか、「パクリ、盗作」騒動というのが、以前より増えている。 もっとも、パクリ、盗作と言う以前に...パクリ元に本当にオリジナリティがあるのか? 保護する価値があるほどの創作物なのか…

良い会社とヤル気 〜なぜ働くのか 公務員の賃金が高いといけない理由

マズローの欲求段階説というのがあります。 マズローは、人間の基本的欲求を低次から 1. 生理的欲求(physiological need) 2. 安全の欲求(safety need) 3. 所属と愛の欲求(social need/love and belonging) 4. 承認(尊重)の欲求(esteem) 5. 自己実…

カフェ+ショールーム イノベーションの模範

カフェとショールームを融合させた、アーキテクトカフェ(http://www.architectcafe.com/、http://shinbashi.keizai.biz/headline/16/)というのがあるそうです。 以前、近所の家具屋さんがカフェに見えるのに、カフェもやれば良いのにと書いていたのですが…

創造よりも、評価が難しい場合がある。 その1

日本人の創造力は、アメリカなどと比べて、特に低いということはありません。問題は、多くの場合、評価です。 この評価が難しい。 革新的なものであればあるほど、「比較」「理解」が困難であるためです。 日本が評価と言う点で、アメリカに大きく劣っている…

創造的破壊は、スクラップアンドビルドではなく、ビルドアンドスクラップ

創造的破壊という言葉があります。しかし、結構、誤用されているのではないでしょうか? 建築の再開発の場合は、スクラップアンドビルドで良いのですが、ビジネスや社会におきましては、順序が逆で、ビルドアンドスクラップです。 ビジネスや社会におきまし…

一番創造力を潰すのは、誰か?

一番創造力を潰すのは、誰か? 上司だろうか? 同僚だろうか? 教育だろうか? おそらく、自分自身だろう。 一番厄介なのが、心理的な惰性であり、思い込み。これは、他人の問題ではない。 そして、創作の上で注意が必要な罠は、アイデアを出した後だ。 アイ…

常識を捨てるタイミング

どうも創造力の話になりますと、創造力VS知識になってしまいます。 芸術関係ですと知識はあまり要らないのでしょうが、それ以外の分野では創造力VS知識ではありません。 ビジネスでも科学技術の分野でも、創造力というのは、過去の積み重ねの上に成り立…

ゴミアイデアの蓄積が重要

近年の世の中は、エコブームです。都市鉱山などのリサイクルも盛んです。アイデアを出す際も、リサイクルというのが、大変重要になります。 小説家も、発明家も、アイデアノートというものを持っています。アイデアが出たとしても、そのアイデアを使う状況で…

なぜ、がんばることに価値を置くのが良いのか。

本日、こちらの記事を読んで。 基本的に、ごもっともです。 でも、逆もまた真なりということで。「なぜ、がんばることに価値を置くのが良いのか」というと。 最大の原因は、「努力したところで、無駄に終わる可能性が高いから」。無駄は言いすぎだとしても、…