守破離で考えるパクリが創造力になる瞬間 オリジナリティを得るためには?

 パクリだけでは駄目ですが、パクリは創造力を鍛えるための良い練習になる。名画の模写したからと言って創造力が落ちるわけではない。ビートルズの真似をしたからと言って、作詞・作曲力が落ちるわけではない。
 芸術だけではなく、技能に置いてもそうだ。
 たびたび、このHPで書いていますが、守破離ですね。

【音楽】
 コピー→アレンジ→オリジナル
 しつこく書きますが、守破離です。守離ではありません。 コピー→オリジナルでもありません。
 真中に、「破」「アレンジ」があります。

 多くの人は、「破」「アレンジ」を軽視します。会社などは、いきなり「オリジナル」、完全な創造を求めます。

 人間の教育の場合でも、どのタイミングで、「破」させるかが重要です。
 ここでコケルと、創造性の芽が失われます。
 組織としても、これをさせないと、創造性のない組織まっしぐらです。
 中学校なんて、学問的には「守」のレベルですが、自我が目覚めた「アレンジ」「破」の時期なのに、相変わらず「守」で管理しようとするから、不満が高まったりします。逆に、そこで上手く「破」させないと、「守」だけになります。
 会社の教育もそうですね。
 いつどこのタイミングで、その人の個性を生かすか(アレンジ)が、重要です。このタイミングを逃すと、「守」だけになります。