敵は一秒で作れる。 〜「中国は悪しき隣人、法治主義なし」枝野氏

 政府の仕事って何だろう。
 何十万もの日本人が、一生懸命働いているのに、支援や保護するのではなく、「おひとよし」と馬鹿扱いですか。まぁ、国内で政治家やっている人たちは、それで済むでしょうが…

 基本的に、頭の中が、多様性のない二元論。
「良い隣人」ではない = 「悪しき隣人」 という簡単な二元論(まぁ厄介な隣人ではあるでしょうが)。
 「悪しき隣人」と言った瞬間、完全に敵にしてしまうし、手は組めない。
 味方にするは無理だとしても、中立という中間状態が世の中には、そんざいするのだが...必要以上に敵を作る考え方だ。
 ビジネスの世界では、ライバルが手を組むことすら珍しくない。利害があれば協力する。単に、それだけ。なかよしこしではない。 

 なぜ、これが創造力のカテゴリーに入っているのか?
 こういう風な人には、創造力がないと思ったからです。

民主党枝野幸男幹事長代理は2日、さいたま市で講演し、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関連し、中国を「悪しき隣人」と呼ぶなど、厳しい批判を展開した。

 枝野氏は「悪しき隣人でも、隣人だからそれなりの付き合いをしなければならない。だが、この国と、例えば米国や韓国と同じように信頼関係をもって物事を前に進めることを期待する方がおかしい」と述べた。

 日中が目指す「戦略的互恵関係」についても、「外交的な美辞麗句は良いが、本当に日本のパートナーになりうるのか。政治体制が違い、私たちにとって当たり前の法治主義がない」と指摘。「法治主義の通らない国だから、突然、身柄を拘束される。そんな国と経済的なパートナーシップを組む企業は、よほどのお人よしだ」とも語った。

 枝野氏は講演後、中国を「悪しき隣人」と呼んだことについて記者団に聞かれると、「良い隣人だと思うか?」と反論した。
(2010年10月2日20時02分 読売新聞)