「プロダクトアウトの発想では駄目。」という話を良く聞く。その際、「技術者が作りたいものを作っているから駄目なんだ」と、なぜかエンジニアが叩かれる。
はっきり言って、文系の陰謀です。エンジニアが叩かれる→エンジニアが悪い→エンジニア以外は悪くない→俺(経営層)は悪くない的な潜在意識が透けて見える。
よく言われる思い込み。
①思い込み1
「技術者が作りたいものを作っているから駄目なんだ」と言う経営者がいる。
小企業ならいざ知らず、中大企業であれば、そんなことはまずできない。
設計者は、営業や企画部(?)の考えた企画やスペックに合わせて作るだけ。好き勝手には、作れない。
②思い込み2
技術者は、市場を見ていない。
見ています。全員ではないですが、見ています。
そして、自分が作った製品の評判を気にしています。
技術者にとって、自分が設計したものは作品というか、子供です。良い評価だと喜びますし、駄目な評判だとがっかりします。
こういうことを言っている場合、技術者・部に情報を流していないか、コミュニケーションが取れていない可能性が高い。
マーケットインだのプロダクトアウトだの言う以前に、社内のコミュニケーションが取れていないんです。
こちらのHPで、GEの話がありますが、エンジニアではなく、営業や企画が仕様を書いているんですはずなんです。
実は、固定概念にとらわれているのは、営業や企画だったりします。
営業は「売れる商品を作れ」っているけど、その「売れる商品」が単に、価格だったり、スペックだったりするわけする。