何をしながら考える? どこで考える? どう覚える。 〜脳の使い方

 皆さんは、何をしながら考えるでしょうか?
 オフィスで、机に座って、頭を抱えながら考えるでしょうか?
 世の中、歩きながら考える人、食べながら考える人、お風呂に入りながら、歌を歌いながら、自転車をこぎながら考える人がいます。
 小説家さんなどは、ワープロ打ちながら、考えたりする人もいます。
 何もしないほうが、脳が集中しそうな気がするのですが、実は何かをしながら考える人が多いんですね。

【なぜそうなのか?】
 原因は良く分からないのですが。どうも人間の脳と行動は密接に関係があるということです。脳は脳単体で存在しているのではなく、さまざまなセンサーやアウトプットと関係し合い存在しています。
 そのため、脳単独で「う〜ん」と迷うよりも、さまざまなセンサーやアウトプットと関係しあっているほうが本来あるべき活動状態、自然みたいですね。
 別の言い方をしますと、脳自身も、考えるためというよりも、行動するためのものなので、行動状態の方が自然ということなのでしょうか?
 
【勉強では?】
 勉強の場合は、覚えることも重要ですが、出すことも重要です。
 テストとかも、脳の中に入っていても、出せないと意味がありません。ないのと同じです。
 意外と、みなさん、入れる練習はしても出す練習はしないんですよね。
 また、脳は重要な情報を覚えようとします。
 では、どうやって重要かを判断するのか?
 いろいろな方法がありますが、出す情報です。
 少なくとも、自分の中の情報を使うわけですから、まんぜんと脳に入っている情報よりも重要だと容易に判断できるわけです。
 音読や書くこと、写すことが学習において重要ですね。特に、音読はほとんどの学問で有効だと思います。