おにぎりまでの道 〜ルビコンの決断を見て

 発明ではなく、小売の話。いや、ビジネス全般というべきか。
 コンビニで「おにぎり」を出す。
 これを考え出すまで、4年以上かかっている。
 「おにぎり」=「家庭で作る簡単なもの」=「買うものではない」
 という思考が、邪魔をしたのだろう。
 売れないというのは、非常に常識的だし、現実に売られていないのだから売れないと主張するのは、普通の知性だ。
 でも、挑戦して成功する。たぶん、成功するまで数多くの失敗があるのだろう。
 つくづく、成功には、挑戦が必要だということを痛感する話でした。
 結果だけ見ると、他者がやっていないから、ブルーオーシャン戦略。
 ただ単に、出しただけではなく、パリパリのおにぎりというのが、実は重要なのだろうと思う。
 家で作ると、多くの場合、海苔を巻いた状態にして、しっとりとしている点が多いためだ。ここでのライバルは、家庭の味。家庭の味との差別化はしっかりしている。
【アンケート出てくるか】
 たぶん、出てこないでしょう。でるとしても、少数。
 では、単純にプッシュかというと、そうでもない。
 客の立場になっているというマーケティングで一番大切な点ははずしていない。
 ここが一番重要なんだろうなと思う。