建築家向け雑誌というのは、だいたい二つの系統に分かれる。
デザイナー系と土木系。
デザイナー系の雑誌を見ているとなるほどなと思うことが多い。
彼らは、生活とか時代をいうのを敏感に感じ、考えているというのが雑誌を読んでいて良く判る。
しかも、建物と言うのは、1年の使い捨てじゃないので、長いスパンで物事を考えている。
そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれないけど、ここまで生活や時代を考えている人たちはなかなかいない。
建築家に比べれば、家電業界や自動車業界の視野は狭い。生活に関する考察は、建築家の方が上だ。
建築家の人は、文系の感性と理系の思考を持っていてる。
建築不況だけど、彼らの潜在能力を考えると、彼らの活躍の場所は、建物以外にも広がると思うんだけどな。