熱海の衰退と簡易再生案 〜街のメンテナンスと清掃を

 熱海の衰退は昔から言われています。


 圧倒的な立地の良さですが、隣接する箱根に後れを取ってしまった状態。


 リゾートエリアになれるポテンシャルがあるのに、歓楽街の印象が強い。


 勝手ながら簡易再生案。


【ソフト面】
 芸術家、割引を導入しましょう。
 作家さんや音楽家、クリエーターが長期滞在して作品を作る街。もしくは、住んで作品を作る街を目指す。


 新幹線も停まるので、ビジネス環境も悪くない。


【簡易再生案 どこをどう歩く?】
 熱海は海岸と言う散歩スポットを持っています。
 問題は、そこへの行き方。


 歩行者中心じゃない街づくり。


 歩いていて楽しくない。


 いや、別に道は直ぐじゃなくて良いですよ。
 細くても良いんですよ。


 でも、安全で楽しく歩けること。
 車中心は駄目。


【簡易再生案 汚いインフラ】

 ハッキリ言って、熱海のインフラは古い。汚い。
 今の時代、昭和風の古い町並みは問題ではありません。レトロ風ということが出来ます。
 しかし、古い町並み=汚い町並みではありません。
 古いのを治すのは難しいけど、汚いのは直すことが出来る。
 古いと汚いは別問題なのだ。
 商売の基本中の基本に、クレンリネスがありますが、熱海はクレンリネスが非常に悪い。


 そのため、リゾートムードが損しています。


 ヨーロッパなど海外の建築家が不思議に思うのは、日本の近代の建物の管理があまりされていない点。
 清掃やペンキの塗り直しされていないのだ。


 ヨーロッパの街は、景観に力を入れています。
 それには、当然、クレンリネスが入っています。 


 熱海だけではなく、衰退した田舎町に行くと、黒く汚れたコンクリートビルが良くあります。
 逆に湘南などの観光地は薄汚れたビルは少ない。


 白地に汚れは、非常に目立ち、良いものではありません。
 木造に比べるとはるかに目立ちます。
 コンクリート製の大型ホテル・旅館が多い熱海では顕著になりやすい問題です。


 特に東京の消費者は、見栄えや雰囲気を重視しますので、致命的です。


 で、どうするのか?


・とりあえず壁、道を洗う。
・白いペンキを買って、街を塗りなおす。
・壊れている外壁を治す


低レベルのCGですが。古い壊れたビルや廃墟にするか、昭和レトロにするかは、努力次第


上が一部修正、下が現状。


元の写真 http://innersea.net/sb/log/eid192.html

う〜ん、あまり変わらないかな。

 これで客が、どんだけ増えるかは怪しいですが。
 最低限のこれらすらも満たしていない、観光地としての現状を憂うべきでしょう。