テッドは、主人公ジョンが35歳(オタク)の設定で、かつ映画が15歳以下が禁止?なので、30代以上の人しか判らないネタのオンパレード。
しかし、見ているお客さんは、意外と女性が多いと言う何とも不思議な映画。下ネタ連発であることを知っていて見に来るのですから、日本の女性は懐が広いな・・・・
でもよくよく考えると、テッドって、下品なぬいぐるみに注目させていますが基本ラブコメなんです。
そう考えると、女性が多かったり、カップルが多いのも納得できます。
マニアなネタと下品なジョークにだいぶ分厚く包まれていますが。
ネタが判らない人にとっては、ガンダムを知らない人がケロロ軍曹を見るような感じです。
(もっと判らない比喩かな)
彼女からの着メロは、ダースベーダ―。テッドからの着メロは、ナイトライダーのオープンオープニングだったり。
基本的に、アメリカ大衆文化を知っていないと良く判らないネタが多い。
「ブリジット・ジョーンズの日記」を見ているに違いないや「司会者は俺をアルフとまちがえている」などテレビや映画、芸能人ネタ満載です。
そのため、劇場では一部の人しか判らないで、多くのお客さんが引いていました。
私も芸能人ネタは判らなかった。
特に引いていたのが、フラッシュゴードンネタ。
B級駄作映画として、SFファンには有名なのですが、一般の人には全く無名なフラッシュゴードン。
意味も分からずほとんどの人がドン引き。
予想以上に文化依存の映画です。
下ネタ連発なのに、知識がないと楽しめません。
YAHOOのレビューの評価が極端に低いのもうなずけますが・・・・
もっとも、じゃあ楽しめないかというとそんなことはない。
判っていれば、もっと楽しめますと言うことです。
予習のために、フラッシュゴードンを見る必要はありません。時間の無駄ですね。
バカ映画ということだけ知っていれば十分です。
そして、重要なのは、それに熱狂しているジョンとテッドが、オタクでバカだということです。
ようするに多く人は、ジョンの恋人ロリの心境なわけですね。
基本的に、テッドは(見た目は)カワイイですし。
細かいことを考えずに、ギャップを楽しめば十分楽しめます。
【ストーリー】
駄目男ジョンと駄目ぬいぐるみテッドは、男の友情です。
しかし、あまりかっこよくない駄目な方。
駄目男ジョンと駄目ぬいぐるみテッドとは対照的に、
ジョンの恋人ロリは、美人のバリバリの凄腕キャリアウーマン(しかも4年も続いている)
この女優さん、ミラ・キュニスさんは、アメリカではそれなりに美人で人気の女優さんだったりします。
この映画に出て来る主要な男は、基本バカです。
対して、女性の変な人は、あまり出てきません。ロリの同僚もバリバリのキャリアウーマン。
(テッドの彼女は、かなり変人ですが)
ロリさんが、、4年間もジョンとテッドの関係とテッドの無謀さに我慢している時点で脅威ですが。
このロリさんが、テッドのハチャメチャに怒ったところからストーリーが動き出します。
以下、ネタバレ
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【ネタバレ】
テッドはバカ親子のマニアに誘拐された挙句、逃走途中に、体が破れ、引っ張られたあげく、胴体が上下に別れてしまいます。
それに対して、「エイリアン2のビショップみたい」というセリフを言うのですが・・・・
(エイリアン2が再放送されたのはこのためか?)
その直後、死んでしまいます。
まぁ、コメディなので直ぐに行き返りますが。
なんやかんや言っても、テッドのジョンを思う気持ちは、本物なんですね。
話すぬいぐるみとして、有名になっても、友情は変わらない。
テッドは、ジョン友人であることが存在意義なので、変わらないのは当たり前と言えば、当たり前なんだけど、逆に、ジョンから切られたら、その存在は当然宙ぶらりんのものとなる。
悪ふざけはしていても、ジョンのことを大切に思っているんです。
恋愛でも、決してロリよりテッドを取れとは言わない。
下ネタばかりが強調されますが、その辺のブレがない点が安心して見れ、人気の原因かもしれません。
PS
ストーリー自身は、予測可能な予定調和のラブコメです。
ぬいぐるみが話す、しかも、中身オッサンという独創性のある代物ですので、ストーリーまで、手の込んだものにするのと逆に面白みを失う可能性があるので、シンプル伊豆ベストでしょう。
PS2
映画の内容は、下ネタ連発、大麻やコカインを吸うなど、間違いなく15禁にした方が良い映画。