2020年東京オリンピック前後にホテル・タクシーの淘汰が始まる。

 オリンピック関連で、ホテルの建設が進むかもしれませんが・・・・


 オリンピックが終わった後は、どうなるでしょうか?



 東京オリンピックの時代は、高度成長期で旅行需要も右肩上がりで増加していたので、それ程問題にならなかったんでしょうけど。
 現代の日本に、当時のような需要増加を期待するのは、危険でしょう。


 お客は当然減りますが、ホテルはすぐには減りません。
 ・・・競争が激化して、淘汰が始まるでしょうね。


 その際、古い旅館・ホテルなどは、劣勢になります。
 (もちろん、新しいホテルも大変ですが)


オリンピック=好景気と言うイメージが大きいのですが・・・


ロンドンの場合は、五輪不況が起きています。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0804&f=business_0804_018.shtml

http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/news/topic/1/20120802-OYT1T01144.htm


ようするに、通常の客が居なくなってしまった訳です。
 建築業界は、確実にもうかるのでしょうけど・・・サービス業は、難しい。


 飲食店とかでも、テレビや雑誌で紹介されたら、新しもの好きの客が増えて、常連さんへのサービス低下。
 常連さんの足が遠退き、新し物好きの客は常連さんにはならない。
 結果売り上げダウン。なんて、ことは良くあります。



【単純な対策】


 長野オリンピックの時に、タクシー業界が大変繁盛し、儲かったのですが。
 その一方で、一般の人はタクシーを使えなくなり、苦労したそうです。
 その時、観光客相手ではなく、地元を大切にした企業が、その後、支持を得たそうな。


 この手法はそのまま使えますね。


 たぶん、オリンピックのせいで、泊まれない人。料金が上がって困る人が、続出します。


 観光客を排除して、常連さん用にある程度部屋を確保しておく。

 その時、常連さんは、普通の料金で泊まれたら、その恩は忘れないでしょうね。



PS
 オリンピック後について書きましたが・・・
 実際は、オリンピック、1年、2年前にホテルが完成して、供給過剰になる。
 可能性があります。


 その場合、上記のような対策は出来ません。
 東京の場合は、新規にできるホテル対策を早いうちに考えないといけませんね。