発明型企業と発明型起業家

 人には気質というものがある。
 そして、人の集まりである企業にも気質がある。
 発明が出来る人間と発明が出来ない人間は大きく異なる。


①物事に対する問題意識
②解決する意志と行動力
③知性と工夫で解決する意思(合理的に楽したい)


 ①②を持っている人はそれなりに居る。しかし、③がないとお金や人力で解決しようとする。
 悲しいかな、人間、金がないと頭を使うが、金があると頭を使わないのだ。


 そして、中には金があろうとなかろうと、知恵と工夫で解決しようとする人がいる。
 
 
 こういう人たちがないと、問題が解決るのは良いけど、金ばっかりかかり利益が出ない会社になる。
 トヨタなどは、金をかけずに問題を解決するのを、最上としている。
 だから、利益が出るんでしょう。
 

 同じ創造に関わる人でも、芸術家とは感じが違う。
 しかし、芸術家と組み合わせることにより、突破力は上がる可能性が高い。


【現在の日本経営者は...】


 ③が欠けている場合が多い。
 また、財務や総務出身などの人は、そもそも①②③が欠けている人が多い。


 こういう人たちが、中心になれば、当然、運用型企業、管理型企業になる。
 うまく運用・管理することにより企業を発展させようとする企業だ。


 しかし悲しいかな、管理が中心になり、創造は軽視される。
 模倣中心のビジネスであればいいが、先進国型のビジネスではない。