脳が、覚えたいと思わないと覚えない 〜出す訓練は意外と効果がある。

 センター試験終わりましたね。受験生の皆さん、ご苦労様です。
 今日は、こちらの記事を読んでの感想です。
 う〜ん。ごもっともですね。
 特に最後のガリレオの言葉に要約されていますね。

人を教えることはできない、ただ自悟させる手助けをするにすぎない。
ガリレオ・ガリレイ

 学習するのは、学習者の脳みそであって、教える人の脳みそではない。
 学習者が、脳を活動させないと意味がないのだ。
 そのため、学習者が自発的に脳を働かすということが非常に重要になる。
 他人がいろいろ言っても、それは不満の感情など、単に別のことに脳を使ってしまう可能性が高い。

 そして、さらに悲しいかな、人間は意識が覚えたいものを覚えるわけではない、脳が覚えたいものを覚えるのだ。
 その人の脳が、覚えたいと思わないと覚えないいんだよね。
 そのため、脳が覚えたいという状況にしないと学習効率が非常に悪くなる。
【情報の価値】
 情報の価値は一律ではありません。
 そして、脳が「ビックリ」した場合、価値を高くつけます。
 テレビで茂木健一郎が「アハ体験」などを言っていますが、脳はその体験に対して、価値を高く付け、脳に焼き付けようとしているのです。
 感心した情報(感情を動かした情報)は高い価値になります。

 他のところでも書いていますが、繰り返し出てくる情報も、価値が高いと判断されます。
【使う情報が価値がある】
 また、使う情報は価値があります。
 脳から出力する情報でも良いです。
 つまり、音読だけでも効果があります。

 英語やプログラミングなどは露骨ですね。
 出す訓練をしないと覚えませんし、出せないと意味がありません。
 学校のテストでも、点数の悪い人は、覚えることに熱心でも出す訓練をしてなかったりする。
 脳の中にあるだけでは意味がないんです。