補助金では、なぜ地域が活性化しないかの?

 補助金では、なぜ地域が活性化しないのか?
 補助金=悪ではない....ですが、使われ方が何ともですね。
 補助金を貰うと、どうにも採算性・利益が出るのか、出ないのかの評価が非常に甘くなります。
 なぜ、評価が甘くなるのか?
 目的が「利益が出るかでないか」ではなく、やることになります。そのため、採算性・利益が二の次になります。頭の中で「採算性・利益が二の次」になるため、当然のことながら、利益を出すための仕組みづくり(ビジネスモデル)、行動は行われません。そのため、考え・行動したよりも、採算性が低下します。同じことを民間単体で行うよりも、悪いと考えられます。
 さらに、やることが目的ですので、お客様との関係に関して、あまり頭を使いません。というか、ほとんどお客様のことを考えないことすらあります(ビジネスはお客様あってのものですが、ビジネスではないので、お客様が切り捨てられる)。当然、お客様が喜ぶものが提供できる可能性は低くなります。全般的にやっていることに中途半端感が多くなります。
 このことも、さらに、効果・採算性を悪化させます。
 さらに、参加者の悪い意味でのボランティア意識が強くなってしまいます。そのため、どうしても詰めの甘さが出ます。
 補助金が、スタートアップならまだしも、運営費に使われた場合は、特に最悪です。
 補助金がなくなって時点で、終わりになりますし、事業の拡大も出来ません。
「採算性や利益」というと強欲なような気がしますが...
 採算性や利益と言うのは、お客様のことを考えるや「継続性」「拡大」のために非常に重要ですね。