注意不足ではなく、集中した結果、大事故が起きる場合がある。

 集中力不足、注意不足の結果、ミスをしてしまうのは、誰もが経験したことがあると思いますが、世の中には集中した結果、ミスをしてしまう場合があります。


【視野が狭まる】
 人間には集中した結果、思考の視野が狭まると言う癖があります。

 例としては、トラブルが起きた場合、トラブル解決に集中してしまいます。
 その結果、思考の視野が狭まり、周辺のことが見えなくなる、考えられなくなります。

 その結果、大事故を起こしてしまうことがあります。

 小さいトラブルが起きて、全員がそのトラブルに集中、他の小さいトラブルが起きているにも関わらず、見逃してしまい、大事故が起きるという流れになります。

 本人の問題だけではなく、顧客や上司に圧力をかけられることにより、焦り、視野が狭くなることは良くあります。

 例えば、航空機事故。
 小さな計器の異常。それを直そうとして、操縦士と副操縦士が集中してしまい。
 他の異常に気がつかず墜落してしまう。

【対策】
 事前のトラブル対応練習。

 重要なのは上司の態度。
 上司が組織を特定のトラブル対策に集中させてしまい他のトラブルに気がつくのを阻止する場合があります。または気がついても報告するのを躊躇わせる空気を作ってしまう。

 上司は組織をパニック状態・極度の緊張状態にさせるのではなく、冷静にさせないといけない。
 圧力をかけるのを仕事だと思っている上司には、無理ですが・・・