ルーチンワークが中断した場合、事故が起きやすくなる。

 人間はある程度作業に慣れてきますと、あまり集中しなくても作業が出来るようになります。

「集中=意識している」と言葉を代えた場合、別の意味になります。
 人間、意識して作業する場合と、慣れてきて無意識に作業する場合とでは、
 無意識作業の方が僅かですが、早く動けます。

 意識は基本的に遅いので、意識をするとその分遅れるんですね。

 そのため、熟練になればなるほど、あまり意識しなくなります。


 車の運転とかでもそうですね。最初は頭でいろいろと考えながら運転しますが、慣れてきますとそんなに頭を使わなくても運転できるようになります。

 また、エスカレーターに乗る際も、あまり考えずに乗れます。

 逆に、止まっているエスカレーターに乗る際には、物凄く注意が必要ですし、違和感を発生させます。
 無意識行動と意識行動の衝突ですね。


ルーチンワークが中断した場合】
 無意識行動と意識行動の衝突からミスをしやすくなります。


 ルーチンワークの中断が頻繁に起こるのであれば、
 中断を前提として慣れるのですが、
 稀な中断が入りますと、ミスを大幅にしやすくなります。