久しぶりに、渋谷に行ったら、渋谷の一部がオタクの街になっていた。
①パルコの6Fにワンピースのオフィシャルショップ、ヴィレッジバンガードではアニメやゲームのキャラグッズが売られ、映画館ではアニメが上映されていた。
②パルコから20~30メートルにアニメイトとまんだらけ。
③ライブハウスでは声優のコンサート
④街のBGMはアニソン
⑤ゲームセンターのクレーンゲームコーナーにぶら下がっていた垂れ幕は「渋谷 乙女ロード」
⑤を見る限り、商売をやっている人は薄々気がついているし、そっちの方向に持っていく気なのかもしれない。
ファッションの街渋谷とオタクは会わないような気がするけど、それは
男のオタク街秋葉原をイメージするため。
男はオタクになるとファッションを捨てる人が多いけど。
女性はオタクになってもファッションを捨てない。
そのため、ファッション街との親和性は思いのほか高い。
池袋の乙女ロードは、サンシャインシティ、アニメイト、オタクイベントを行う豊島区公会堂の化学反応できた。
オタクショップは、地代の賃料が安い駅から離れたところを好む。
(目的買いのため駅から離れていても集客の問題はない)
そのため、アニメイトは駅から離れた場所になった。
サンシャインシティは駅から離れているので、アニメイトと偶然近くになった。
(アニメイトはサンシャインとの回遊狙っていた可能性が高いけど)
そして、側にはオタクイベントを行い易い豊島区公会堂。
化学反応が起きた。
その後、アニメイト周辺にその手の店が集積、乙女ロードが出来た。
近年の若い女の子は、子供の頃からゲームやアニメ(ワンピース、プリキュアなどなど)に親しんでいるので、
(ドラゴンボールは男の子のアニメと言う感じでしたが、ワンピースは女性ファンがかなり多い。またスマホゲームなどは女性ファンをターゲットにしたものが多い)
アニメ・ゲームに対するアレルギーは少なく、自然に商品を消費している感じだ。
【渋谷のポテンシャルと差異】
渋谷は渋谷公会堂やNHKがあるだけにイベント面に関する下地は十分。
(NHKはアニメコンテンツをかなり持っているので、本腰を上げれば、かなりのことができるはず。池袋にメディアはない)
ある意味、大規模イベントに関して言うと池袋を上回る可能性すらある。
(オタクは細分化しているので、収容キャパシティは1000人以下で良い場合が多い)
ただ単に池袋のコピーでは面白くない。
渋谷の特徴としては、ファッションビルの中に、オタク店が入っていること。
中野ブロードウェーでは、オタク向け店舗がマダラに存在し、ビルの雰囲気を大幅に代えてしまい、既存店がかなりのダメージを受けた。
パルコを見ると上層階である6Fに集中させているので、パルコ自身がある程度戦略的に配置しているのが判る。
これが拡張の妨げになるか、独自の進化を遂げるかは、これからの楽しみでしょうか。