次世代旅客機、国が主導だそうな 〜空は飛ぶけど、その後どうなる

次世代旅客機、国が主導…部品の7割「国産」に
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140817-OYT1T50133.html

次世代機は客席数230未満の「小型旅客機」を想定している。


 現在開発中の三菱のMRJは、70席から90席。
 ということは、それの倍以上でしょうか。


 このサイズの飛行機は意外と少なく、A321か、737-900あたりがライバルでしょうか。
 実際は、激戦区であるA320、737あたりの大きさのを作って、ストレッチ(大型化)するつもりでしょうか。


 細かいところは不明ですが、この計画はかなりチャレンジングですね。


 A350の開発費が1兆円くらい。
 現状、このクラスでも6000億円くらいは開発費がかかるでしょう。


 で、エンジンも国産を狙うみたいですから、さらに数千億円追加ですね。


■開発で難しい点
 問題は品質保障。
 航空機の開発の内、設計代は1%〜2%です。
 テスト代が98%〜99%。
 設計自身は、たぶん60億円とか、120億円とかでできると思います。


 問題はその後の品質保証のためのテスト代


 日本は製造品質は高いと思いますよ。
 でも、設計品質が、欧米と同レベルなら、同レベルの開発費がかかると思った方が良い。
 

 別の見方をしますと・・・・テスト費をケチれば。
 低コストで開発できるし。
 設計して飛ばすだけなら間違いなく出来る。
 高スペックなものもできる。


 想定外の事象が原因で、
 落ちるかも知らないけどね。
 たぶん、10機に20機作った程度ではばれないと思う。