客観的には非常に厳しい。
■客観的
Jリーグのトップクラブは世界ランキングで何位ぐらいなんでしょうか?
これを見れば、客観的なJリーグのレベルが判るはず。
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が発表するサッカーのクラブ世界ランキングですととっても低い。
http://www.iffhs.de/club-world-ranking/
Top 10 Asia
34 Guangzhou Evergrande FC China/2 178,50
51 FC Seoul Republic Korea/3 161,00
67 Esteghlal FC Iran/2 148,00
84 Al-Shabab FC, Ar-Riy〓ḍ Saudi Arabia/3 134,50
91 Pohang Steelers Republic Korea/3 130,50
95 Jeonbuk Hyundai Motors FC,Jeonju Republic Korea/3 128,50
100 Kashiwa Reysol Japan/3 126,00
103 Al-Hilal S FC, Ar-Riy〓ḍ Saudi Arabia/3 124,00
109 Buriram United FC Thailand/2 120,00
112 Al-Ahli, Jeddah Saudi Arabia/3 119,00
なんと、柏レイソルの100位が最高。
広州恒大が34位なのに。
アジアでは、中国、韓国、イラン、サウジアラビアの次の5位。
別のランキングでも、低い。
何とサンフレッチェが275位。
http://footballdatabase.com/worldrankings.php?Rnk=251
広州恒大は43位なのに。
アジアでも17位。
アジアでは、中国、韓国、イラン、サウジアラビア、タイの次の6位。
http://footballdatabase.com/continentalrankings.php?Rnk=1&Region=Asia
なんで、こんなことになっているのか?
原因は、ACLの成績。
たぶん、対戦相手のポイントと対戦結果をもとに、ポイントを割り振って、ポイントベースでランキングを作っているのでしょう。
その結果、数少ないクラブの国外試合であるACLの結果をもろに受けます。
近年、日本のACLでの成績は芳しくないので、こんな低くなっているのでしょう。
出場チームが負けて、ポイント低下、出場チームの国際的なランキングが下がる。
その結果、Jリーグで出場チームに負けるチームの順位も下がる。
Jリーグ全体の順位が下がる。
サンフレッチェなどは、全然力を入れておらず。グループステージで敗退します。
他のチームも似たり寄ったり。唯一力を入れているみたいなのは柏レイソルぐらいでしょうか。
ACL自身、罰ゲームと言われる始末。
■主観
主観では、こんなに悪くありません。
Jリーグのトップチームは、ブンデスリーガの中位くらいの実力はあると思います。
世界ランキングでも、広州恒大、並みには行けるはず。
■ACLに力を入れる必要性。
世界ランキングだけではありません。
マーケティング的に考えても、ACLに力を入れる必要があります。
プレミアリーグなどヨーロッパのリーグは世界中で放映されています。
マンチェスターUなどは世界中にファンが居ます。
ブランドとしても、かなりのレベルです。
そして、ブランドがあるから、広告が集まり、お金になる。
ガンバがインドネシアに遠征して、売込もうとしていますが・・・・
コンサドーレはベトナムの選手を取っていますが。
Jリーグの客観的なレベルは低い。
タイよりも低い。
ブランドとして、どうなんでしょうね。
日本人が思っているほど、高くないでしょうね。
これは、商売上、損です。
じゃあ、どうやって、ブランドを上げるか。
ACLで勝って、ランキングを上げる。
ACLで勝って、メディアの露出を増やすのが重要でしょう。
ACLは日本では関心は低いけど、アジアでは明確に基準になる大会。
そこで活躍すれば、経済発展激しいアジアレベルで大きな宣伝になる。
地域企業の新潟の亀田製菓やコンサドーレの石屋製菓にはグローバル化は意味ないですが、
グローバル企業の日立(レイソル)やパナソニック(ガンバ)、トヨタ(グランパス)なら、狙っても良い戦略です。
アジアに売り込むならば、ACLで勝ち、確りブランドを築くべきだと思うのですが・・・・
Jリーグは地域密着を売り物にしているためか、グローバル展開は、どうにも遅い。
言っていることと、日程などやっていることは一致していない。
このまま、ガラパゴス化する可能性が高いかな・・・・
■まとめ
グローバル企業の日立(レイソル)やパナソニック(ガンバ)、トヨタ(グランパス)は、ACLに力を入れて、クラブのブランドを上げるとともに、自社ブランド価値をアップさせましょう。
日本企業・経済の成長、Jリーグのレベルアップは両立できます。