非常に高い確率で、2014年に中国のGDPは日本の2倍になる。
遅くても2015年には日本の倍になるみたいです。
対アメリカに対しても、現状で3分の1以下。
2014年か2015年には25%〜30%になるでしょう。
原因は、中国の経済成長もありますが、近年の急速な円安が大きいです。
80円から100円、110円になれば、海外から見た場合、名目上のGDPが2割、3割近く減少します。
海外から見れば、急速に日本の市場が縮小するわけです。
世界市場・経済に占める日本の地位は急速に低下します。
通貨が10%下落しますと、1%近くGDPの成長率がアップするという説がありますが・・・通貨の下落を補うのには程遠く、海外から見た場合、9%以上の市場規模縮小です。
アベノミクスで日本経済は世界の中心になると言う人が居ますが、ドルベースのGDPで見る限り、世界経済における比重で見る限り、明確な低下です。
まぁ、失業率が低下して国民の生活水準が上昇すれば国民としては良いかもしれませんが。
対して、中国はそれなりに成長しています。
賃金高騰により生産拠点としての中国の地位は、低下します。
これにより、中国への関心を失う人が居ますが、実際は逆でしょう。
消費拠点としての中国の地位は、これからが本番です。
GDPが日本の倍になります。
ざっくりですが市場規模も日本の倍です。
■中国市場で儲ける会社や地域
中国は地域ごと所得差が激しく、貧富の差も激しいので、沿岸部の上海や広州のエリアはかなりの所得を持った人が沢山います。
日本人並みの所得の人が数千万という単位で出現するでしょう。
その結果、中国から見て高品質の商品の売り上げが増加するでしょう。
例えば農産物。
日本の農産物は、品質は高かったもの中国産に比べて値段が高かったので、もっぱら富裕層向けでした。
しかし、中の上あたりの人にも消費される可能性が出てきました。
そうなってきますと、日本の農産物、特に果物系が、爆発的に売れるでしょう。
爆食中国のパワーです。
その際に中心になるのは、やっぱり中国に近い九州地方と逆に離れた北海道でしょう。
九州は鮮度系の果物など。
北海道は米や乳製品などでしょうか。
北海道の長いもなど農産物・乳製品は台湾で大人気なので、中国大陸でも大人気間違いなしでしょう。
日本文化そのままでは、なかなか売れないかもしれませんが、高品質の製品は売れるでしょう。
■反日は?
政治と経済は別です。
反米と言って、コカコーラを飲みスターバックスへ行く世界です。
台湾と中国は未だに戦争中で停戦すらしていません。
反日と言っても、中華の高級食材のフカヒレや干しアワビは日本産です。
そんな世界です。
輸出ですので、代金取りさえしっかりしていれば、それ程心配ないでしょう。
日本企業が進出しなくても、欧米企業が進出するだけです。