「PSYCHO-PASS サイコパス」を後半まで見ていたら、
パラノイアというゲームが頭に浮かびました。
(やったことはありませんが)
パラノイアとは偏執病という精神病の一種で、異常な妄想を抱くのですが。
ゲーム、パラノイアでは街を管理している人工知能、コンピュータがパラノイアなんですね。
「幸福は義務です」、「この街に住む人は幸福なんです」、「幸福じゃない人は義務違反です」「スパイです」などと異常なんですね。
で、このアニメ、サイコパスは、サイコパス犯罪者を描いた作品ではなく、国を管理しているシステムがサイコパスなんですね。
そして、そのシステム以上に。
幸福って何?って言うのがキーワードになっています。
パラノイアでは、ちっとも幸福じゃないのに「幸福だ。幸福だ」となっています。
その偽善性、病気性が非常に判り易いのですが。
対して、サイコパスでは、結構、みんな幸福なんですね。
ですから、余計ややこしい。
どうも犯罪係数というのは、システムの望みから、逸脱するかどうかだけの係数みたいですね。
システムの正義に縛られている点は、共通点があります。
別にパクリとかそう言うのではなく、内容は全然違いますし、判る人には判る遊びなんだと思います。
最初は判らなったのですが、このアニメの日本は、食料が自給自足でかなり鎖国に近い感じになっているみたいですね。
外国人の出入りも、少ないみたいで。
ある意味、パラダイス鎖国状態。
もしかして、このアニメでは、日本人自身が、ある種の病気持ちと言うことなのだろうか?