JR北海道の保守点検とトヨタ生産方式と自動発注

 トヨタ生産方式の特徴の一つにカンバン方式があります。


 このシステムの面白い点の一つとして、
 自動発注になっている点です。


 購買部に対して、生産部門がこの部品が欲しいなんて要求をせずに、まったん現場でルールに基づいて発注されます。


 発注の停止・中断の指示をしていない限り、自動的に発注されます。人間の思惑は入りません。


 対して、JR北海の保守点検は、検査で異常を発見して、報告しても、自動的には発注されない。


 人間の思惑が入ります。


 人間の思惑を入れる意味がありません。


 基準を作り、 ルール化できているのに、
 予防のための保守点検(予防保全)を人為的で止めたりする意味はありません。


 検査からの以上通知=修繕発注で良いはずなんです。
 さすがに時期は若干不明になりますが。


 するかしないかなんて判断の入る余地はないです。


 大規模なものなら、予算の都合上自動発注は困難ですが、軽度のメンテナンスは、やらないと言う判断が出来ない必要経費(もしろ義務経費)なので自動的で良いはずなんです。
 トヨタ生産方式にみたいに、ルールに基づいての。


 意味がない人間を置いて、コストを発生させ、
 挙句の果てに、金がないと修繕をしないのは、経営が悪いとしか言いようがない。