日本にあるエネルギー資源:石油はないけどガスはそれなり

 日本は資源がないと言われていますが…
 実は、それなりにあったりします。
 資源大国程はありませんが、「ない国」ではないということです。


 何よりも地熱発電は、膨大なエネルギー量です。
 メタンハイドれーどなど、採掘方法不明なものだけではなく、既存のエネルギーだけでも結構あったりします。


【ガス】
 埋蔵量第二位の南長岡ガス田の埋蔵量は不明ですが・・・
 日本第一位の南関東ガス田です。
 以前、渋谷で温泉工事中に爆発事故を起こした原因のガス田です。


 埋蔵量は、埋蔵量は7,360億m³、可採埋蔵量は 3,685億 m³。


原油換算では、A13品質として、1000m³を1トンとしますと・・・
http://www.sekkoren.jp/pdf/data6.pdf


 可採埋蔵量は原油にして、3.6億トン。
 日本はリーマンショックもあり年間二億トンの石油を使いますので、1.8年分ですね。
 南関東ガス田は、東京・埼玉・千葉の真下にあり、水溶性で水を一緒に組み上げるため、地盤沈下を警戒して、採掘が制限されています。


 話題の尖閣諸島のガス田の埋蔵量が、1年〜2年ですので、勝るとも劣らない量が東京の足元にあるわけです。
尖閣諸島埋蔵量は保守的な値を使いました。1000億バレルで7000兆円。1バレル7万円は無理です。90年後半の調査ですと尖閣沖周辺の原油埋蔵量は約32.6億バレル(天然ガスを含む原油換算、5.18億キロリットル))


【石炭】
 石炭の埋蔵量は、日本全体で可採埋蔵量200億トンぐらい。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kke/grp/02/H21-3-07siryohen2-2.pdf


 質の悪い石炭も含まれていますのでが、かなりの量です。
 良質の石炭が石油換算で1トン、石油0.66トン。
 ここでは、石炭1トン、石油0.5トンとして。
 石油換算で100億トンです。

 
 ただし、実際に採算が取れる量はもっと少ないです。3億6000万トンとか言われています。
(現在、国内で坑内採掘しているのは、釧路だけ)
 ただ、一時期、国内の石炭よりも、輸入石炭の方が値段が高くなったほど、現在石炭の値段が高騰したので、もっと増えていると思われます。


 ほかにも、石炭層に溜まっているガス、コールベットメタンなどがあります。


【まとめ】
 日本人は、いまある使える資源をあまり使わずに、隣の芝は蒼いで、ないない言っているような気がします。
 少ないなら少ないなりに、いまある資源をキッチリ使うのも手だと思うのですが。