カンブリア宮殿:製造小売化とトレードオフ

 カンブリア宮殿を見たらスーパーの話をしていた。

【低価格】
 岡山の激安スーパーの大黒天物産さん。
 直接取り引きやパン工場を自前で持つなどスーパー版ユニクロ(製造小売)りでしょうか。
 小型スーパーと並んで、現状のトレンドですね。
 業務用スーパーの神戸物産やコンビニのセイコーマートも似た感じです。
 卸を取り込んだり、元卸で小売りに進出した企業が、製造小売に手を出す傾向があるるような気がします。自らの事業領域を再編する勇気がある会社でしょうか。この辺は研究の余地があります。


 大手のスーパーは、さすがに工場を持つところは少ないですが。
 野菜に関して、契約農家から仕入れているところが増えています。
 安さを求めるところは、ますます中抜きを拡大していくでしょう。 


 品数・アイテム数を制限するのも、日本では珍しいですね。
 品数を増やすのを決定するのは簡単ですが、減らすのは勇気がいります。
 ドイツでは、品数を絞ったAldiやLiDLなど激安系スーパーがあるのですが、ようやく日本でも、受け入れられた感じでしょうか。


【高品質】
 対照的なのが、東京の福島さん。
 こちらは、高価格・高品質系ですね。


 自分で、ソーセージを作るのはビックリ。
 高品質系製造小売りでしょうか。


 現在、店で作る惣菜が、競争力上重要ですので、ここまで行ったかという感じです。


【まとめ】
 基本的に、高品質を極めるか、激安を極めるかしかありません。ここはトレードオフです。
 高品質かつ激安は、まず成り立たないので、目指しますと中途半端になります。

 もっとも、あんまり高価格・低品質過ぎてもダメですが・・・コストパーフォーマンスが重要です。