ハンバーガー総選挙とAKB総選挙:いったい何を評価しているのか?

「おねがい!ランキングGOLD」ハンバーガー総選挙を見た。
第一印象として、評価方法が適切ではない。
ポイント制なのだ。各店の店舗数が似たようなものであれば、問題ないのですが。
差がある場合、当然、問題になる。
食べたことのないバーガーには点が入らないためだ。


このやり方だと、店舗数=客の数=ほぼポイント数になる。
そのため、いったい何を、評価しているのか、さっぱり不明になる。
番組では、美味しさと言っているけど、残念ながら、この方法は良くない。


08年度でのシェア。
日本マクドナルド 75.4%
モスフードサービス 14.2%
ロッテリア 5.0%
ファーストキッチン 1.5%
フレッシュネス 1.5%
その他 2.4%


日本2位であるモスバーガーが上位独占になるのは当然だ。


マクドナルドは店舗数が圧倒なので、マクドナルドを入れた場合、マクドナルドの不自然なほどの圧勝になってしまう。


客が多い店が有利になるのを防ぐためには、スケートのように上下を切って平均点風にするなど、食べログのように、さまざまな処理をしないといけない。


評価方法の話でいうと、「おねがい!ランキングGOLD」の中で、評論家がやるほうが、良い。シェアの影響を受けないためだ。
また、実名なので、誰の基準かが明確なためだ。


1万人アンケートと書かれると、数人の主観より客観性があるように感じますが。
評価方法を間違えますと、主観よりもたちが悪いものになったりする。


【AKB総選挙】 
 注意:AKBファンは見ないように。


 これはある意味、ハンバーガー総選挙よりもハッキリしている。
 何を評価しているのだろうか?


 人気だろうか?
 可愛らしさ? 美人度? 演技力?


 お金を払えば、一人が複数投票する方法があるので、単純な人気投票ではない。
 2000円を使う10万人、合計2億円よりも、
 5000円を使う5万人、合計2億5千万円の方が評価が高くなる。


 評価方法を見る限り・・・・営業力、集金力だろう。


 注意:AKBファンは見ないように。




 表現は悪いけど、キャバクラやホストのNO1の決め方に似てなくもない。
 キャバクラやホストのNO1は売上で決定される。
 そのため、広く薄い支持よりも、金持ちによる熱烈な支持が重要だったりする。


 まさに、会社にとっては、一番重要な指標と言って良い。
 会社にとって一番重要な指標が判り、
 かつイベントとして儲かると言う、まさに一石二鳥の世界ではないだろうか。
 いや、ファン同士がライバル意識を持ち、貢ぎ競争をすれば、さらに売り上げが伸びるので、一石三鳥だろう。
 やっている人の頭の良さを感じてしまう。