コンビニ・ 小型スーパーはまだまだ伸びる。 〜高齢化や都心回帰以外の理由、買い物困難地域の激増

 現在、小型スーパーや生鮮食品を扱うコンビニが、注目されています。
 理由としては、都心回帰と消費者の高齢化。

 しかし、それ以外の要因もあります。

 とりあえず、【都心回帰】と【高齢化】のおさらいから。

都心回帰
 都心では、大型の店舗を見つけることは困難です。
 そして、仮に見つけたとしても、賃料が高いものになります。


 そのため、小型の店舗を開きたいということになります。


【高齢化】
 年を取ると、徒歩による長距離移動が困難になります。また、自転車による移動も困難になります。
 できれば、家に近いことが望まれますが。
 大型店を大量に出店するのは困難です。
 そのため、小型店舗が重要になります。 


【人口減】
 少子化などによる人口減により、商圏における人口が減りますと、当然、店の売り上げが減ります。
 その結果、店を維持することが出来なくなり、店の閉鎖となります。

 大型店ほど、多くの売上が必要なため、影響は大きくなります。
 大型店が撤退した商圏でも、小型店舗であれば、維持できる可能性があります。


【自営業者の離職】
 【都心回帰】と【高齢化】は、主に消費者を理由にしたものですが、供給者側が原因になる場合があります。

 需要サイドだけではなく、供給サイドでも高齢化が進みます。
 特に問題になるのが、自営業者です。

 自営業者は高齢化しており、離職による買い物の困難地域の増加が起きています。
 団塊の世代の自営業は、60代の内は仕事をしていると思われますが、70代になりますと、体力的理由や病気により継続が困難になると考えられます。
 5年後あたりには、ビックリするほど店が減っていると思われます。