今日は、あえてマイナーな映画を見ようと思った。
そこで選んだのが「PIECE〜記憶の欠片〜」
解説: 「仮面ライダー」シリーズをはじめとする特撮ヒーローを誕生させた東映が、新たに次世代のヒーロー像を作り上げるべく立ち上げた新レーベル「TOEI HERO NEXT」の第1弾となるSFサスペンス。恋人の奇妙な死の謎を追う記者と連続石化殺人事件の写真を撮る闇写真家を、「仮面ライダーオーズ/OOO」シリーズで注目を浴びた渡部秀と三浦涼介が演じる。監督は、『SHINOBI』の下山天。超人的な才能や力を持つスーパー・ヒーローではない、欠点や悩みのある普通の男たちの活躍が見どころだ。
日本の映画にしては、本数が少ないSFサスペンスらしい。
ヒーローものとか、SPECとか好きなので、見てみました。
ちなみに一か月前に見たのが、ハリウッドの大作の「ダークナイトライジング」
あらすじ: 元敏腕記者の千野智紀(渡部秀)は、恋人の遥が目の前で死ぬところを見て以来、ショックで自暴自棄になっていた。ちょうどそのころ、街では男たちが石化して死ぬという事件が連続して発生。遥の死と酷似した奇妙な事件を智紀は追うことに。石化死体の写真を撮影している闇写真家・零(三浦涼介)の存在を知った智紀は零に会いにいくが、零は何と五重人格者だった。
【感想】
なんというか、非常に頑張っている気がする。渡部秀も三浦涼介氏も、頑張っているな〜と感じてしまう。
脚本家も頑張っているように見える。
だが、頑張っているのだが、評価としては普通。
なぜなら、どう考えても低予算過ぎるのだ。
仮面ライダーより低予算なのではと考えてしまう。
テレビの2時間ドラマと予算額ではいい勝負なのではないだろうか?
そのため、映画を見ていると言うより、2時間ドラマを見ている感じでしょうか?
スペシャリティがない。
オープニングのシーン。なぜか、低クォリティのCGの森。いや〜、長野でも北海道でも良いでしょ。この映画は、低予算だと言うことを、猛烈に印象づけた。
脚本家の人が、頑張って、2重3重のどんでん返しを入れいた。
日本のドラマでは珍しいどんでん返しだったので、脚本家頑張ったなと思ったら、再どんでん返しで、丸くなってしまった。
いや〜そのまま、尖がった状態を保持した方がよかったよ。
サスペンスなんだから。
基本的に、サスペンスになりきれていない。
wikiによりますと・・・
サスペンス(英語 : suspense ) は、ある状況に対して不安や緊張を抱いた不安定な心理、またそのような心理状態が続く様を描いた作品をいう。
謎を追うのは、良いのですが、どうにも、主人公たちの身が危ないという危機感はない。
主人公の不安感は少しサスペンスポイのですが。
せっかく悪人が居るのですから、前半に、もう少し危機シーンが少しあっても良かった。
定番だけど、容疑者にされて、公安・警察との関係がもっと悪化した方が良かったかもしれない。
いろいろ悪口書きましたが、ストーリーテンポ、展開、キャラクターなどなど、十分良く出来ているのですが・・・
よく、俳優の演技が下手で、学芸会と言われますが、低予算過ぎて、Vシネマにみえる不幸な映画。
PS
考えが甘かった。
http://tenfilm.blogzine.jp/blog/2012/08/post_dfd6.html
こちらを読むと、オリジナルビデオを劇場公開したらしい。
PS2
基本的に、作っている人たちに、上手いけど邪悪さ足りない(冗談です)。
脚本家誰だろうと思ったら、三条陸氏らしい。
なんでも、ジャンプ漫画「DRAGON QUESTダイの大冒険」の漫画原作さんらしい。
それ以外にも、仮面ライダーの脚本をやられていたらしい。
なるほど、道理で、上手いけど、毒がないわけだ。
ネタバレ↓
病院関係者が、関与した事件なのに、病院関係者が一人も出ない。
警官が首謀者というよりも、医師などが首謀者で、
警官は残党・遺産の後継者という感じのほうがよかったと思うけど。
おそらく、予算の関係で、病院関係者を出せなかったのだろうか。
最後の最後の方で、実は主人公が、犯人の一味だという話になった。
おートータルリーコルみたいで、良いなと思ったら。
再度どんでん返しで、犯人一味じゃありませんとなってしまった。
僕個人としては、トータルリーコルみたいに、記憶を無くす前は犯人の一味だったけど、今は正義の味方だと言う点で、突き進んで欲しかった。