最初と二番目に浮かぶ単語で、ブランドのイメージを簡単に知る 〜地域ブランド

 茨城、栃木、群馬と聞いて、どんな単語が浮かぶでしょうか?


 単語が浮かばない人が多いのではないでしょうか?


 京都なら『歴史や伝統』『美食・グルメ』や香川なら『うどん』などが考えられます。


 たぶん、草津、日光、宇都宮、水戸などのほうが、単語が出やすいと思います。



【最初に浮かぶ単語】
 商品でも、会社でも、地域でも、ブランドにおいては、最初に浮かぶ単語と言うのが、非常に重要です。
 そして、そもそも浮かばないというのは、認知度や差別化に問題があるわけです。 


 最初に浮かぶ単語が、良いイメージならば当然、その県は良いイメージとなります。


 最初に浮かぶ単語が、悪いイメージ、野暮ですと、その地域のイメージは、当然悪くなります。

 愛知は、工場・工業・トヨタ・自動車のイメージが強すぎるため、あまり魅力的と感じません。
 (工場見学は増えていますが)工場地帯は魅力的な観光地と認識されません。

 
 大阪ですと、お笑い・吉本・阪神タイガースなどでしょうか?
 一部の人には良いイメージですが...


【浮かぶ単語】
 最初の方に浮かぶ単語が一番重要ですが、浮かぶ単語を列挙してもらうことも重要です。
 出てくる単語のないようが、ポジティブなものほど良い物となります。

 県単位の地域ブランドの場合は、具体的すぎるのも考えものです。
 
 大阪の場合、お笑い・吉本・阪神タイガースというイメージがあまりにも、具体的すぎます。
 より上位で抽象的な「元気がある」「楽しそう」「娯楽が多い」「イベントが多い」などのイメージの方が良いと思います。

 
 群馬・栃木などは、草津・日光が有名・具体的すぎて、県のイメージが逆に薄れてしまっています。


【知られていないのが問題とは限らない】
 多くの場合、自分たちの地域・街は魅力的、知られていないのが問題と考える人が多いのですが...
 残念ながら、それでも名前を連呼するPRで終わるのが落ちです。
 観光地の選択は他県との比較になりますので、他県・他地域と比較して差別化・魅力的であることが重要です。
 1000キロ移動して、100キロ先の街と変わらなければ意味がありません。