たびたび、書いていますが、大阪は都心部に大学がないのが大きな弱点だ。
知的産業の発展、文化創造力の強化の中心として、大学は重要だ。
このことは、多くの人が認識していて、都心部に大学を誘致する活動する人は多い。
都市型大学の設置による大阪の活性化 - 大学コンソーシアム大阪
インテリジェントアレー、 新たなるステージへ
しかし、困ったことに府知事さんが熱心ではない。
大阪維新の会のマニフェストを見ても、大学に関する記述は少しあるものの、誘致などについて記述はない。
もっぱら、交通インフラを整備したり、民営化や民間活用の話ばかりだ。
当然、それらのことは書く必要があると思います。
しかし、大学と言う人材育成・知識創造に関する記載がないのは何とも痛い。
どうにも、大阪の産業政策を聞いていると、文化振興や知識産業・情報産業ではなく、工場中心なのが気になる。
東京が、研究開発・試作中心、ハイテク製品中心の街になっているのと対照的だ。
研究開発センターを誘致するために一番重要なのは、交通ではなく人材。現状では京大がある京都の方が、上となってしまう。
ミナミ・キタと言う非常に魅力的な繁華街を持っているのだから、都心部に出来れば人気大学になるのは間違いないし、ミナミなどさらに活気が出るのではないでしょう。
都構想が実現してからではなく、並列にしないと時間の無駄になってしまう。
【海外の都市】
香港、シンガポール等についての記載もありますが、書いてある内容はインフラに偏っています。
香港、シンガポール等には、ちゃんとアジア屈指の大学あります。
せっかく、大阪府立大学、大阪市立大学があるのだから、私立化ではなく、ちゃんと活用してほしい。
私立にするなら、都心部に移してからにしてほしい。