北海道は、素材一流という言われるのですが...それ以降が良くない。「素材一流、食事二流、サービス三流」です。素材を取って、売るだけで、価値を高める方法などがあまり良くない。
観光産業も「自然は一流、施設は二流、料理は三流、サービス四流、関係者の意識は五流」と言われているだけのことはある。基本的に、商売下手なのだ。それだけなら良いのだが...結局、お客さんの満足感が十分ではない。
【想いやリ生乳】
「想いやリ生乳」は、「日本で唯一、加熱をしないで飲める搾ったままの生乳」という非常に素晴らしい物なのですが...当初、販路がおかしかった(今も少しおかしい)。
どう考えても、一般庶民が日常に飲むものではないプレミアム。
地元のスーパーで売っても売れません。
どう考えても、高級ホテルや高級レストラン、高級菓子店に販売すべきです。
東京ですと、ホテルニューオータニのプリンで食べれますが、これが正しい販路だと思います。
北海道ですと「ル・バエレンタル」などの高級レストラン、「札幌グランドホテル」などの高級ホテルに売り込むべきでした(断られたのかもしれませんが...)。
逆に、高級レストランやホテルも、こういう北海道らしい良い物を積極的に売りこむべきだと思う。道外から来る客は、こういうものを求めている。高級ホテルは、牛乳一つとっても、バカみたいに高い。どうせなら、付加価値がある物を飲みたい。
また、商品ラインナップも、牛乳のみ。
他の人と連携して、チーズ、バターを生産してもらいたい。そして、そのチーズ・バターをレストランやホテルが使う。
レストランやホテルも積極的に関与して、企画・商品開発をするべきだ。
北海道帯広は、お菓子で有名なところ。なぜ、六花亭などが積極的に、採用・支援しないのか。地元で協力し合わないと。本店で売ったり、喫茶店のメニューに乗っけるぐらいはできるだろうに。
【北海地鶏Ⅱ】
北海道地鶏Ⅱは、平成17年あたり開発された新種でして、新得町が押しています。
西川農場でも飼育されています。
やっぱり、販路がおかしい。これもプレミアムなのだから、高級ホテルや高級レストランに販売すべきです。鳥なので、ラーメン屋でも良いかも。そこで、美味しいと評判が立つことが先。
地産地消の呪縛に囚われないでほしい。
【なぜ?高級ホテルや高級レストラン、高級菓子店に販売すべきなのか?】
①客が高級志向で、料理の単価が高いから。
高くて良い物を、低所得で価格志向の人に売るのは困難だ。収入が高い人が集まるところで売るべし。
②道外の人が多く、道内の製品を求める人が多い。
北海道に来て、わざわざ名古屋産の名古屋コーチンを食べたがる人がいるだろうか。高くても北海道産が食べたい。
③宣伝
人が広域から来るので宣伝効果が高い。
④ブランド
高級店で使用されるのは、良い品質の証拠になる。
②はホテルなどにとってのメリット。③④の効果は、売上や利益を増やすために必要。
【商工会や道】
商工会や道も、良い商品を利権に取らわれず、採用されるように積極的に、店にアプローチするべきだと思う。