北海道の雪氷で夏の東京を冷やす 〜今から間に合う? 夏の節電対策と冷房

 北海道の氷を東京に持って来て涼む。
 そんなバカなことをと思う人が多いと思いますが、冷凍技術が普及する前は、函館で氷を作って全国に売っていました。
 その名も函館氷。
 http://pucchi.net/hokkaido/closeup/hakodate_ice.php

 そして、それを現代に復活させようとする人たちがいます。
 既に役所により5億円?ほどお金をかけての実験されていたりします。
 その名も「雪氷輸送」。
 http://www.hkd.mlit.go.jp/kanribu/chosei/yusou.html
 話はいたって簡単。
①冬、北海道で氷を作る
カーバーなどかけて、夏まで持たせる。
③切り出し、フェリーなどで東京に持ってくる。
④氷で涼む

 夜間、氷を作ってビルの冷房に使うシステム(蓄熱冷房システム)があるのですが、どうやらそれを使ったようですが...まぁ、氷で涼むくらいは、氷を最上階におけば涼めるでしょう。

【夏に間に合うのか】
 北海道は寒いので、今から頑張れば、結構間にあったりします。
 それに多少コストはかかりますが、旭川などで作成してもいいわけですし、今からやれば十分間に合います。

【業種】
 気温30度の室内で買い物するのと、27度の室内で買い物するの、どちらが良いか?
 やっぱり涼しい方が良いです。
 家より涼しければ、来る口実になります。
 もし仮に、業界内で自社だけがやれば、話題にもなりますし、涼を求めるお客様を多く獲得できます。

 個人や工場には向きませんが、デパート、ショッピングセンター、ホテル、映画館などは良いかもしれません。
 特にホテルや映画館は、涼みに来る人からお金が取れますので、収益性が高いと思われます。 

【なぜ北海道が良いのか】
 長野でもよさそうですが、北海道の方が1カ月近く雪解けが遅いためです。

【コスト】
 雪氷製造コストは、氷1トン当たり、1000円くらいみたいです。輸送コストは、どうなんでしょうか?
 仮に、合計で1トン10万円だとしても、1日10トンで、100万円。
 1ヵ月で3000万円。三越本店とかなら、1日の売り上げの1%以下でしょう。

 何よりも、ガンガンに冷やしても、電気を使わないので文句を言われない。