ワークライフバランス? 〜まず自分たちの異常さに気が付くことが大事

 正直言って、個人・企業レベルで、ワークライフバランスと取りましょうと言っても、自由競争においてそんな簡単に行くわけがない。
 やっぱり、社会レベルでワークライフバランスを取るようにしないと話にならない。
【異常さに気がつかない】
 そもそも、日本人・東京人は、自分たちの生活の異常さに気が付いていない。
 こちらにに帰宅時間に関するグラフデータがありますが、東京の人間の帰宅時間は異常だ。
 欧米・アジアと比較しても異常。
 9時以降の帰宅が多く、11時台が最多と言うのは、どういうことだろうか?
 12時以降は、合計9%以上だ。
【日本人は優秀だ】
 これでも、親子関係、夫婦関係がある程度うまく行くのだから、日本人は優秀だ。
 別の見方をすると、こんなに一生懸命仕事のために時間を割いているのに、ヨーロッパや台湾と生活水準に大差がないのは、なぜだろうか?
 去年、生活水準に関しては、台湾に抜かれている。
 猛烈に効率が悪い点があるように思われる。
【なぜできないのか?】
 ワークライフバランスは欧米の価値観かもしれない。
 しかし、他のアジアと比較しても、あきらかに帰宅時間の遅さは異常だ。
 ワークライフバランス=>労働時間削減=>国際競争力低下=>反対!!
 を叫ぶ人が多いが...なぜ、こんなに働いているのに、この程度の利益水準・国際競争力なのかをいい加減考えるべきだと思う。