ユーザーがモンハン疲れ・ドラクエ疲れになる可能性は?

 本日こちらの記事を読みまして、なんというか、「合成の誤謬」の話だなとおもってしまった。
 合成の誤謬(ごうせいのごびゅう、fallacy of composition)とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語 by wiki
 この場合、企画やメーカーの視点して、正しいことをやっていたとしても、メーカー全体として、業界全体としては正しくないことが起きていることが考えられます。
 以前にも、書きましたが、人々がゲームに費やす時間は有限です。つまり、1ゲームあたりの時間を増やすということは、ユーザー1人当たりが行うゲームの本数が減る可能性があります。
 行う本数が減るということは、購入本数の減少、ひいては市場規模の現象になります。
 1つのソフトウェアを長期間を行うことにより、業界が疲弊した始まりとしては、FF7あたりではないでしょうか?
 私の周りではFF7を半年以上やっている人が多く、中には1年近くやっている人がいました。当然その間、彼らはほとんど他のゲームをやらなくなりました。
 他のメーカーにとっては大きな迷惑です(FF7は、あまりにもグラフィックなどが突出していて、あれをやった後では、他のソフトがショボク見えるという。とんでもない副作用があったと思います)
 あまり知られていませんが、日本のゲーム市場は、FF7以降、ミリオンセラーの本数が減少し、長期下落しました。
 色々原因はあると思いますが、FF疲れも、原因のひとつあったと思います。
 現状は、下手したらモンハン・ドラクエ疲れが起きて、人々がゲーム疲れ、その結果ゲーム離れなんてことが、ゲーム業界で起きる可能性があるではないでしょうか?
 対して、脳トレなどは、毎日行い結果的に長期保有しますが、1日のプレイ時間が短くても良いので、他のゲームをやるのを妨げないし、大人向きのゲームバランスともいえます。
 個人的には、プレイ時間など、もう少し社会人に配慮した、社会人向けのゲームバランスのゲームが増えて欲しいと思うのですが...