世間の評判では任天堂にコロプラが負けるらしい。
日本は業界人なら簡単に考えつくものが登録されるゴミ特許が多い国なので、特許侵害で訴えられても、動じないことが重要だったりする。
とりあえず弁護士に相談だけど。類似例があれば特許を無効にできるので、クラウドソーシング(賞金)を使えば世界中から類似案件を探せそうな気がするんだけどな。
■なぜゴミ特許が認められるのか。
多くの人は、特許を取った=独創性が保障されていると思うけど・・・
審査官も人の子である。
世の中の全てを知っているわけでもないし、調べているわけでもない。
そもそもゲーム業界人でもない。
若い人なら昔のゲームなんて知らないし、PCゲームなんて知りませんという人も多いだろう。
なので、基本、特許データベースを調べるんだけど、ここに問題がある。
特許データベースには、そもそも業界人なら誰でも簡単に考えつくアイデアなんて載っていないはずなので、類似が発見されない。
その結果、業界人なら誰でも簡単に考えつくアイデアが類似なしとして載ってしまう
さすがに、2度目は乗らないけど。
業界人なら誰でも簡単に考えつくアイデアなんて沢山あるので、本来登録されてはいけないゴミが特許になってしまうのだ。
さらにやっかいなことにゲームの挙動やGUIは、文字・文章ではないので、インターネットで検索しても類似を見つけるのは簡単ではない。
ソフトウェアを触ったことがある人(経験者)なら当たり前だけど、そうじゃない人には非常に判り辛いのだ。
コンピュータ→スマホやタブレット
PC・家電→ゲーム機
ソフトウェア→ゲーム
マウス→タッチパネルやペン
なんて名称を変えただけものは、独創性がないんだけど。
通ってしまうのが現状だ。
■なぜゴミ特許を申請するのか?
なぜ企業は多額のお金をかけてゴミ特許を申請するのでしょうか?
他の企業を脅迫、
また、他の企業のゴミ特許に対抗するためです。
他の企業からゴミ特許で脅迫されたとき、その企業をお前も俺の特許侵害しているじゃないかと脅迫して、ドローにするためです。
ゴミ特許でも、政府に認められた権利なので、他の企業を脅迫するツールになります。
政府に認められた権利なので、ゴミを振りかざして相手を訴えたとしても、相手から損害賠償をされるリスクは少ないんですね。
今回の場合、コロプラの株価は下落しました。
任天堂の特許が無効になった場合、不正競争防止法や損害賠償を要求したい気分ですが。
特許は、政府により審査・認められた権利ですので、結果として無効になったとしても、正当な権利の行使になってしまいます。
株価を落として、経営を不安にしたもの勝ちです。
■任天堂の特許の無効化
正直、任天堂の特許を見て、独創的とは思えない。
任天堂はゲーム機やゲームで特許を取っているけど、コンピュータ、PCや家電などの電子機器、携帯、スマホに文字を置き換えたら、どうなるだろうか。
どこかにありそうではないだろうか?
コロプラは無効化に苦戦しているけど、できるのではないかと思う。
3Dやスマホなので、新しそうな振りをしているけど、PCタブレットやマウスの時代に既にあったのではないだろうか?
・クラウドソーシング
類似案件を見つけたいなら、賞金を懸けてクラウドソーシングを使うのも手だ。
そうすれば、世界中から類似案件を見つけてくれるだろう。
・記載の修正
一部の特許は記載を変更している。
範囲を狭くした修正なんだけど、なぜ範囲を狭くしたのか?
範囲が広いと、既存のアイデアと類似するので狭くしたのだろう。
・国際特許なのか怪しい
日本の特許は日本国内でしか通用しない。
そのため、本当に価値がある重要な特許は、国際特許にして、世界中で通用するようにするのが普通だ。
任天堂のような国際的な大企業ならなおさら。
しかし、しているかどうか怪しい。
つまり、日本ではゴミ特許が登録されるので、登録されているけど、アメリカやヨーロッパでは独創性なし、または類似案件ありとして登録されない可能性が高いのだ。
■減額や使用権
特許違反を免れなくても、損害賠償を減額するのは不可能ではない。
白猫プロジェクトは2014年発表で別に新しいゲームではない。
しかも、かなりメジャーなゲームソフトだ。
なぜ、2018年に訴えたのか? 2016年から交渉していたのかもしれないけど。
「お前ら黙認していただろ。だから、黙認していた間の損害は無効だ!」との主張も不可能ではない。
もっとも、日本の裁判所や行政は、大企業には優しく。中小企業や新興企業には厳しいので、そう意味でコロプラは大変だ。