時間と時給 子供向けとゲームと大人向けゲームは、バランスが違う

 TVゲームをやる費用(コスト)は、いくらでしょうか?
 物にもよりますが、ゲームソフト代は6000円台です。また、時間に関するコストはその人の時給に比例すると仮定します。
 子供は、お金を稼ぎません。そのため、彼らの時間に関するコスト感覚は、ほぼ0円です。
 一方、大人は800円以上です。
 ある6000円のゲームを50時間行うとして、子供のコストは、6000円。時給1000円の大人の大人は、6000+50×1000=56000円となります。
 時間当たりのコストで見ますと、子供は6000円/50時で、120円/時となります。それに対して大人は、1120円/時となります。
 人間は、価値>費用を望みますので、大人のほうが、時間当たりの面白さを高める必要があります。逆に、大人のほうが時間当たりの負担力は高いので、大人向きの6000円で5時間のRPGなどというのが可能です。
 大人の時間コストを下げる方法としては、断片化して利用が困難な時間(価値が低い時間)にゲームを出来るようにするというのが、重要です。早い話が、携帯ゲームですが。
 大人の人が、ゲームをするよりも、映画を好むは、時間コストが関係しています(かなり決め付けですが...)。
 ゲームの話をしましたが、上記の話はコンビやサービス業に当てはまります。コンビニのジュースは、スーパーに比べると高いです。しかし、皆コンビニでジュースを買います。時間をお金で買っているのです。時給900円の人は15円/分、時給1800円の人は30円/分ですので、30円くらいの価格を気にしない人が多いのです。
 QBなどの簡素・クイック系サービスが流行るのも、この時間コストが影響していると考えられます。
 一方、専業主婦の人は、時給が低いため、時間をかけても安さを求めて買い物に行きます。
 スーパーは現在価格競争真っ盛りですが、駅前などでOL、サラリーマンの顧客が多い場合は、単純に価格だけではなく、レジの速さなどが重要になります。