無駄がいけない理由

 なぜ、税金を無駄にしてはいけないのか?
 なぜ、作業の無駄があってはいけないのか?

 税金は、”皆のお金だから”無駄にしてはいけないのでしょうか?
 正しいのですが、もっと重要な理由があります。
 無駄なところにお金、時間、人手を費やすと、必要なところのお金、時間、人手が減らされるためです。
 お金、時間、人手も、全て限られていますので、無駄をすると、必要なところが減らされます。
 無駄な道路を作ると、教育・医療などに回すお金が減ります。
 企業・ビジネスで言いますと、ムダがあると利益、スピード、従業員の給与・時間・体力などが失われます。
 大企業などですと、人手が余るムダが起きている部署がある一方で、人手不足のムリが起きている部署があったりと、ムラだらけで、利益がでなくなっています。ある意味、日本全体がでしょうか?
 話を戻しまして、
 必要か、必要ではないかで、ムダを測ることは可能です。
 しかし、中には、その基準では駄目な場合があります。
 たとえば、モノの移動。無いと駄目です。
 その場合は、量が問題になります。必要量よりもどのくらい多いのか?多い場合がムダです。
 もっとも、必要量事態が不明な場合が多いので、
 増やして良い事があるのか?価値を生み出しているのかも、見つける際のポイントです。

 行政などですと、何がムダかの判断は難しいです。
 その場合、重要なのは、優先順位・費用対効果となります。