KLMオランダ航空が、2013年4月4日から福岡空港に就航しました。
KLMなのでパリじゃなくて、アムステルダムなんですが、ヨーロッパと福岡を結ぶ、初の直行便です。
今までないぐらいが不思議な空港でしたが、これにより九州や広島、山口の人がヨーロッパに行くのが容易になります。
東京の方では、まったく話題になりませんでしたが、福岡・九州では大ニュースだったみたいですね。
【従来】
九州など西日本の西側の人がヨーロッパに行く場合の手段の一つが、韓国経由でのヨーロッパでした。
九州辺りからヨーロッパに向かって線を引いた場合、ソウル方面になるので、関空や成田に行くこと、距離的に無駄なんですね。
当然、お金的にもよろしくありませんでした。
時間的にも、前日宿泊を求められることがありました。余計な出費ですね。
福岡就航により九州や山口、広島の人はヨーロッパに行くのが容易になります。
広島駅から新幹線で博多、地下鉄で福岡空港まで、だいたい1時間半。
10:25に福岡出発なので、8時に広島を出ても余裕ですね。
鹿児島中央駅からも、7;30あたりの新幹線で余裕に間に合ったりします。
【ヨーロッパ人の観光客は増価するか】
広島の宮島、厳島神社と言えば、日本を代表する観光地なんですが。
正直、立地的に生き辛い場所でした。
京都から、新幹線で宮島、厳島。
その後、飛行機で成田、新幹線で関空はなんとも時間とお金の無駄でした。その無駄をなくしたければ、コリアンエアを使うしかない訳です。
KLMは、福岡、関空、成田、中部空港に就航しているので、京都・福岡間の観光の無駄が大幅に減りました。
激増することはないと思いますが、姫路城と合わせて、観光客の増加が期待できます(努力しないと駄目ですが・・・)。
【国際化は加速するか】
福岡は、いままでは比較的東アジア中心の国際化でしたが、これを機にヨーロッパを含めた国際化が進展すると良いですね。
地域振興のために、政府も後押しするべきでしょうが・・・・まぁ、日本政府は特区制度は三大都市圏のみなど地方都市に無関心ですから。
【課題】
週三便と毎日じゃないのが悲しいですね。ビジネス客も使い辛いです。
搭乗率が4月、5月で80%を超えているとのことなので、徐々に増便するかもしれません。