ガソリン税などの道路特定財源の一般財源化の副作用 〜ローカル線や漁業の破綻

 ガソリン税などに基づく道路特定財源一般財源化が行われましたが。
 一般財源化に伴い、免税処置がなくなろうとしている。
 現在は臨時で免税処置の延長ということになっていますが、臨時ではなく恒久化するべきだと思う。


【背景】
 ガソリン税などは、道路に使われるために取る税金だから、道路ではない鉄道や船(漁業など)、農機具などは、免除されています。
 つまり、若干、安い灯油が使えます。
 1リットルあたり、30円程度でしょうか。


 しかし、一般財源化して、
 道路に使われる税金でなくなった場合、鉄道や船(漁業など)、農機具などは、免除する理由がなくなります。


 数年前、石油の値段が上がった際には、ローカル鉄道の採算の悪化や、漁業の廃業が相次ぎました
 特に漁業は酷く、一部の漁業では売り上げの半分が燃料費になったほどです。
 もし、免除がなくなれば、数年前の悪夢の復活となるでしょう。


 そのため、現状、臨時という形で免税処置が延長されていますが。
 いつ、延長がなくなるか判ったものではありません。
 続くかもしれませんが、そもそも、延長を決定するための会議やら何やら、かかるお金は無駄でしょう。
 恒久化すれば、年、数百万円程度ですが、無駄なお金は無くなるでしょう。