ブラックバイトとお金のない大学生 〜上がり続ける授業料

 ブラックバイトという言葉が流行っていますが。
 辞められない理由として、今の学生はお金がないという現実があります。


 大学生の仕送り、80年代並みになったそうだ。
 確かに、今の学生はお金がない。
 地方経済が衰退して、親の給与が減り、仕送りが減ったためだ。、
 さらに、就職活動が忙しく、アルバイト時間も減少。
 携帯のお金を払ったら、車なんて買えません。
 さらにさらに、大学の授業料は上がり続けている。大学の授業料はデフレなのに、上がり続けている。
 大学の授業料の推移。

 国立も私立も順調に値上がりしている。

 昭和50年は1975年。物価は、昭和50年と現代で2倍の違い。それに対して、国立授業料は15倍以上(51年と比較しても5倍)。私立は4倍以上だ。
 物価が、1990年代あたりからほぼ横ばいなののとは対照的だ。

■大学初任給との比較
 1975年頃の大学初任給は、9万円〜10万円くらい。
 2003年頃の大学初任給は、20万円くらい。
 
 1975年頃の学生は、大学初任給の0.5か月で、国立大学に通えたのだ。
しかし、2003年の学生は、大学初任給の2.5か月分を払わないと
 国立大学に行くことが出来ない。

 明らかに今の時代は、以前よりも大学に行くことが困難になっている。


■まとめ
 私立の学費の高騰の理由は...職員の給与と年金・退職金が原因の可能性が高い。別に、学生に対するサービスが向上しているわけではないのだ。
 若い人が内向きだと言われますが、お金がなくて、海外旅行もできないし、スキーも出来ない。
 それに比べて、漫画を読んだり、アキバで萌え萌えしている方が遥かに安い。