以下の記事を読んだけど、分析はかなり微妙。
進学断念、半数超が家計理由=格差拡大背景か−あしなが育英会
あしなが育英会の調査結果を発表する樽川典子筑波大大学院准教授(中央)ら=14日午後、東京都千代田区
あしなが育英会が高校奨学金を貸与している世帯で就職を希望した子どものうち、経済的な理由で進学を断念した割合が前回調査の2011年比で13.2ポイント増の52.9%に上ったことが14日、同会のアンケート調査で分かった。調査を始めた08年以降で最高。一緒に調査を行った筑波大大学院の樽川典子准教授は「低所得世帯の中でも格差が出ている表れではないか」と指摘している。また、来年4月に8%への引き上げが決まっている消費増税については、家計への不安を「非常に感じる」と回答した世帯が80.2%、「ある程度感じる」も16.8%あった。
調査によると、地域別では、大学・短大進学の希望者割合が首都圏で51.3%、関西で49.6%だったのに対し、北海道は32.8%、九州・沖縄では31.7%と低くなった。樽川准教授は「進学は地方でより難しくなっている」と述べた。
出典:時事ドットコム。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013121400275
なぜなら、学費と言う他のパラメータを忘れているため。
世の中、デフレデフレと言われ、給与も下がっていますが。
世の中には、ガンガン上がっているものがあります。
大学の学費ですね。
私立も上がっていますし、貧乏人の味方、国立でさえ、私立との格差縮小ということで、上がっています。
個人的には、この格差はあっても良いと思うんだけど・・・
1975年の大学初任給は、月約9万円。
対して、国立の学費は年3万6千円、私立は約18万円
国立は月給の4割。私立は月給の2倍。
2012年は月約20万円に対して、学費は国立で年53万円くらい。
私立は2005年で年81万円。
国立は月給の2.5倍。私立は月給の4倍。
消費者物価は、1975年と2012年では、だいたい1.8倍なので、学費の高騰ぶりが判ると思います。
昔は、働きながら大学生と言うのは不可能ではなかった。
国立なら、アルバイトしながら学生。
朝新聞配達をしながら、学生は無理ではなかった。
しかし、今の時代、新聞配達程度のお金では到底足りない。
実は学費で何百万円もの借金をする人が増えていると言う事実もあったりする。
ほとんど、貧乏人は学校に行くなの世界ですよ。
もっとも、学費の高騰はアメリカでも起こっていますが。
今後、大学の学費が原因で、高等教育を受け易い無料のヨーロッパが大躍進するかもしれませんね。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm
http://nenji-toukei.com/n/kiji/10021/%E5%A4%A7%E5%8D%92%E5%88%9D%E4%BB%BB%E7%B5%A6
消費者物価。
http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/history/j12.htm/