やっぱり、理系は国立・公立が良いかな。
東京農大とかは、私立でも頑張っていますけど。
なぜ、理系は国立・公立が良いのか。
理由は単純。
大学院へ行く人の割合です。
大学院へ行かないと駄目なのか?
という問題ではなく。
大学院へ行く人が多い=先輩が多い=自分よりレベルの高い人が多い
ということです。
人間自分を伸ばすには、どうしたら良いか?
自分よりもレベルの高い人と接して、いろいろと教えてもらうのが一番です。
単純に。
とは言っても、自分よりも高すぎても、あまり良くない。
先輩ぐらいがちょうど良いんです。
研究の相談もいろいろとしやすいですし。
学費の高低はもちろん、設備云々の充実度も重要ですが、より重要なのは、人材の充実度です。
【先輩の質】
そもそも、大学と大学院では、先輩の質が異なります。
頭の善し悪しではなく。
今の時代、基礎と呼ばれるものが増えています。
昔は未知で最先端だったものが、今の時代は基礎になったわけです。
特に生物系は大変ですね。進歩が速いし、生物と化学と物理が合体しているので、覚えることが増えた。
そのため、学部は過去の勉強でいっぱいです。
基礎を勉強して、現状に追いつくのがやっと。
そう言う意味では、今の大学は高校の延長線です。
創造性を発揮しての研究は大学院になってからでしょうか。
大学院が充実している=研究している人が沢山いるとなります。
これは日本だけではなく、アメリカの方もかなり顕著みたいですね(アメリカはもともと大学は教育、大学院が研究と別れていた節がある)。
大学の勉強は、音楽で言うとコピーレベル。
良くてアレンジ。
大学院は、音楽で言うとアレンジとオリジナル。
(余計判り辛いかな)
つまり、私立の場合、周りにいるのはコピーまでの人。
アレンジ・オリジナル曲を作れるのは少数派。
対して、国立の方が、大学院がある分、オリジナル曲を作っている人がまだ多い。
つまり、人材の質が違うんですね。
そのため、同じ4年生でも、私立と国立では、得られる刺激の質が違うんですね。
世界大学ランキングなどは、評価項目を見ますと、入学の際の偏差値の高さなどではなく、研究能力・教育能力など中心に評価しています。
そのため、大学院が貧弱=研究能力が低い=大学の評価が低いとなっています。
国際的ランキングでみても、理系は国立の方が早稲田よりも高くなっています。