東部ウクライナの産業とロシア

 世界最大の航空機はソ連時代に開発されたアントノフのムリーヤなんだけど。
 ソ連が解体した結果、アントノフはウクライナキエフ?の会社になった。
 それに伴って、ロシアは大型航空機を設計、製造するノウハウを失ってしまった。
 

 ロケットに関しても、ソ連の兵器・航空宇宙産業の多くは、ウクライナに存在していて、ウクライナの独立と共に微妙になってしまったものが多い。
 それらの多くは、東部に存在している。


 ロシアは国産化を進めているけど、上手く行っていないのかもしれない。


 ロシアとしては、東部の兵器・航空宇宙産業と完全に分離されるのは、非常にまずい。


 ウクライナもロシアもCIS所属でした。
 ウクライナにとってもロシアにとっても、大きな貿易相手でしたが。
 ロシアは天然ガスなどを売る一方で、ウクライナ東部は工業製品を売っていました。


 じゃあ、ウクライナ東部の工業製品がEUで売れるかと言うと非常に怪しい。
 ウクライナの脱退により、ロシアとウクライナの東部はダメージを受けるでしょう。


 ウクライナの西部は、農業輸出が中心なので、どうにもロシアとの関係は深くないみたいですね。
 そして、東部のロシア系が困ろうと関係ない?のかもしれません。
 経済的には、東部の所得は西部の二倍。
 東部の人から見れば、自分たちの富が西部に流れていると考えている節があります。 
 その上、ロシアとのビジネスも妨害され、足引っ張りされるのですから・・・・まぁ、ロシアが介入しなくても、東部と西部がもめるのは必然でしょうか。


 ウクライナは、民族主義者?の親衛隊や治安維持部隊をを東部に投入するみたいだけど、まぁ、揉めるでしょうね。
 ロシア系、ロシアの搖動に対して、ロシア系弾圧としてウクライナ人が対処した場合、別の流れになりそうな気がする。
 東部のごたごたはだいぶ続きそう。