スタジアム・アイスアリーナの稼働率向上策 〜なぜ大きいアリーナを作れるのか

 フィギュアスケートは大人気だけど、スケートリンクは不足気味。
 また、会場となるアイスアリーナはあまり大きくない。
(大きすぎても席が埋まらないけど)
 せいぜい、2000席〜3000程度。

 
 この程度の大きさでは、アイスホッケーのプロリーグが成り立つのは非常に困難だ。


 日本では、人気以前にインフラ面から見てもアイスホッケーのプロは非常に困難です。
 アイスバックスは奇跡としか言いようがない。


アメリカやカナダの運営
 対して、
 アメリカやカナダのスタジアムやアイスアリーナの運営は、上手く出来ている。


 NBA(バスケット)とNHL(アイスホッケー)はスタジアムを共有しているんだけど、どう共用しているのか結構不思議だった。 例えば、代々木体育館をフィギュアスケートに使う場合、氷を作るのに1週間以上かかり、氷作成費用1000万円前後と会場費用で、膨大な時間とお金がかかる(昔は冬はスケート場だったのでこんなにお金はかからなかった)。
 そのためイベントの採算性が低くなるか、そもそも開催できなくなった。昔は1万人入る代々木でアイスホッケーの試合があったんだけど、今は2500人の会場が限界。当然、プロスポーツとして採算が取れるわけがなく西武とコクドは消えた。


 対してアメリカやカナダは、アイスホッケー場からバスケット場への変更はたった2時間。


 つまり、アイスホッケーの試合の次の日に、バスケットの試合が出来る。


 当然、準備のための費用も安くなるし、他のイベントに使えるからスタジアムの利用効率は高くなる。
 バカデッカイ、アイスアリーナやスタジアムを作っても、採算が合う訳だと納得した。そして、バカデッカイスタジアムを安く使えるから、スポーツやイベントの採算性があう。アメリカは運営とか設計とか良く出来ているな・・・・


 なぜそんな簡単に、変更できるかと言うと、アイスリンクの上に、板を敷き詰めて、バスケットコートを作るから。
 他のイベントの際もそんな感じ。
 この方式なら氷を作るのに、時間を取られない。
(NHLの氷は、偽なのか?と思ったけどどうなんでしょう)


 夏はどうするんだろう?と思うけど、この方法はとっても良い。
(エネルギーは使うけど)
 夏は冷房のために夜間電力を使い氷を作るんだけど、
 意図せず似たようなシステムになっている。


 夏は涼しいイベント会場?として使えるでしょうね。


 基本的に、アメリカのアリーナは、運用を考えて良く出来ていると言うことです。


■スケートの一般滑走はあまりお金にならない。
 対して有料イベントは、一般滑走よりお金をたっぷりとれる。
 上記の方式だと、夏でも冬でも、スケート以外のイベントに会場にも使えて、アイスアリーナとしては収入が増えて良い話だ。


 採算性が上がれば、より大型のアリーナを作るのも不可能ではないでしょうし。
 イベント件数が増えれば、地域貢献も増えるので、税金を投入数口実も増えるかな?



 日光なんか、日光霧降アイスアリーナを使って、コンサートやバスケットなど各種イベントを行えば、観光にも、地域振興にも、そしてアイスバックスにもプラスでしょう。


 アリーナ部分に仮設の席を作れば、+1000人で栃木で一番大きな室内イベント上になるかもしれない。


 会場設営に、体力があるアイスバックスの選手を使えば、副業にもなるでしょうし。


 もっとも、構造が違って無理かもしれないけど。