固体ロケット(イプシロンなど)があまり商業的に成功しないお金以外の単純な理由

 正直言って、固体ロケット(イプシロンなど)は、あまり商業的に成功していない。


 金額が高いとお金が注目されますが・・・・それ意外にも理由があります。


 理由はいろいろありますが、一番単純な理由でかつかなり致命的なのが。
 打ち上げ時のGが強いこと
 加速度が高すぎるんですね。
 また、振動によるGも液体燃料ロケットより大きいとの話があります。


 それって、そんなに重要なの? という気もしますが、かなり重要です。


 例えば、カメラとかの精密機械。
 振動などのGが強いと機械が歪んでしまうかもしれない。
 最悪壊れ、動かなくなるかもしれない。


 そのため、出来るだけGが低いので運びたい。


 また、現在は、衛星の作成コスト・期間を削減するために、プラットフォーム化、モジュール化が進んでいます。


 固体ロケットは液体ロケットよりも、Gが強いので、既存プラットフォームやモジュール、部品がそもそも使えない。
 固体ロケット向きにわざわざ再設計・再評価をしなければならない。
 それだけで膨大なお金と時間がかかってしまいます。


 そんな手間暇かけるぐらいなら、結局、液体ロケットで打ち上げようと言うことになります。