純粋な素材は 意外と丈夫 〜古くて新しい新素材

 今日のWBSでクモの糸の話をやっていました。


http://www.spiber.jp/
 まさに、未来の成長産業ですね。
 昔から、日本は素材が強いので、日本らしい産業と言えます。
 

 さて、話は変わりますが、クモの糸以外にも純粋なものは、強度が意外と強かったりします。


【木】
 例えば、木材のリグニンとセルロース
 木材は鉄筋コンクリートみたいな構造でして、鉄筋がセルロース
 コンクリートがリグニンにそうとするみたいです。
(あまり専門ではありませんので間違っているかも・・・)


 本来純粋のセルロースは、炭素繊維には及ばないものの、引張強度がかなり強いんです。
 紙を裂くのは容易ですが、引っ張って破るのはなかなか大変です。
 紙は繊維を切っているので、あの程度の強度ですが、ほんらいはもっともっと強度があります。


 そして、リグニンはプラスチックの代わりに使えるかもしれない素材です。


 木は生命維持の機能や、成長のための仕組みなど余計なものが入っています。
 これらが無ければ、より強固で軽い素材になる可能性があります。


【カイコ】
 蚕と言えば絹が有名ですが、現在、カイコの遺伝子を改良して、絹以外のものを生産させようと言う研究が盛んです。


 その結果、思わぬ新素材が生産されるかもしれません。


 戦前、絹と言えば、日本の輸出の主要生産物でしたが、再び21世紀の日本の輸出産品になるかもしれませんね。


 今後は、古くて新しい新素材が大量に出るかもしれません。