相棒で、コンピュータ将棋VS名人との対決をやっていました。
現実の世界でも、あと5年〜10年で、コンピュータ将棋が人間のチャンピオンを破りそうな世界です。
ひょっとしたら、お金さえあれば、もう既に人間を超えられるかもしれません。
最大の問題は、コンピュータの強さよりも、悲しいことに人間のチャンピンとコンピュータが対戦する可能性が低いですが。
(つまり、人間のチャンピオンが逃げまくる)
一方、コンピュータ将棋以外の、チェスと一部のクイズでは、既に人間のチャンピオンを超えましたね。
【IBM】
1996年、IBMのディープブルーが、人間のチェスのチャンピオン、カスパロフに初めて一勝しました。
そして、1997年、勝ち越しました。
そして、2011年、IBMのワトソンが「ジェパディ!」というクイズゲームで人間を破り、チャンピオンになりました。
IBMが人間に挑戦した際には、IBMの大型コンピュータを用いていました。
おそらく、システムの値段は、それこそ何億もの世界でしょう。
【将棋】
現在のコンピュータ将棋のマシンは、PCベースです。
ある程度並列化・クラスタ化を進めているようですが。
数百台レベルです。
数万台の大規模クラスタが出来れば、現状でも人間が敗れる可能性は高いと思います。
課題は、それだけのコンピュータをどう準備するかです。
IBMみたいに、スポンサーが居ればいいのですが、残念ながら日本には、そこまで大きなスポンサーはいません。
では、コンピュータハードの進歩を待つだけでしょうか?
別の方法があります。
【超分散処理】
世界高速のスーパーコンピュータは、京ですが。
世界最大のコンピュータ処理システムは、SETIという分散処理システムです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/SETI@home
家庭や職場にあるパソコンに、データ処理を分散して、処理するという仕組みです。
原理的には、将棋でも可能です。
超分散処理が出来れば、現在でも十分人間を破る可能性はあります。
まぁ、可能性だけですけどね。