非中心化のかの、中心化なのか?

 本日は、こちらこちらの記事を読んで。
 集中化、非集中化のせめぎ合いは、あらゆるシステムの中で常に起きている。時代、時代によりどっちが優勢になるか、振り子ゆれます。
 コンピュータの場合、大型コンピュータ→UNIX、パソコン→WEBサービスへと揺れ動いていています。
 WEBサービス自身、内実は、分散コンピューティングですので、分散と集中が混在していると言うのが実情でしょう。
 仮想化も、1台を複数台に見せたり、複数台を1台に見せたり、いろいろあるわけですし...
【組織は?】
 国家、企業内の組織構造・システムも、常に分散と集約を繰り返します。
 一時期、フラット化など中間管理職の削減が流行りましたね。社長の権限強化が流行る時代もあれば、現場への権限譲渡が流行る時代もあります。
 現実社会におきまして、市町村合併のように、集権化が進む一方、議論だけは道州制など分権・分散もあります。
 東京に人物金が集中していますので、地理的に見ると集中しているとも言えます。
【メディアは?】
 メディアや芸能などは、複雑化し、分散・集中・中抜きなんでもありです。
 江戸時代や明治などは、メディアが発達していないため、生の小屋が芸能の中心でした。スターは居ましたが、スターに接触できる人は制限されていました。
 レコード・ラジオ・映画・テレビの発達により、生が減り、1人の芸能人が多くの人へ影響を与えることが可能になりました。スーパースターの出現です。
 現在、世界的スーパースターが居る一方で、個人の情報発信も可能になり、混在状態です。日本のテレビを見ていますと、韓国ドラマをやり、国内制作の番組は、ネットから拾ってきたコスト削減ものやお笑いなど国内でしか受けないものばかり。中抜きというのが正直なところでしょう。もっとも、2チャンネルなどは、あーだかーだ言っても、産経などの既存メディアの引用が多いので、目に見えない形での大手メディアの影響は続くと思われます。