注意:SF・映画のネタバレがあります。
2045年問題というのがあります。
実際に起きる問題というよりも、その時代辺りにコンピュータの知性が人類を超える可能性があるそうです。
2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)
- 作者: 松田卓也
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2012/12/22
- メディア: 新書
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【ロボットによる支配】
コンピュータによる人間の支配を不安視する人たちもいるのですが・・・
逆の可能性もあるかもしれない。
「性格が悪くてバカな人間の上司と、正確も良くて頭の良いロボット。どっちの上司の下で働きたいか」
やっぱり、人間が良いと言う人も多いかもしれませんが、
私は、ロボットが良いです。
ロボットに強制的に支配されるのではなく、自分から支配されちゃいます。
この手のテーマはSFでいろいろと考察されています。
ロボットが人間の幸せを考えて、多少の犠牲をやむなしと人間を支配してしまう場合もあります。
アイロボットなどはそうですね。
エヴァンゲリオンでは、マギにシステム運行を任せてしまってますね。
他のSFですと、人間が余りにもコンピュータに依存してしまうので、コンピュータが意図的に事故を引き起こし、
人間よコンピュータをあてにするなとコンピュータ側が気を利かせる作品がありました。
題名は忘れましたが。
【より近い未来に】
2045年問題は、遠い話ですけど。
より身近な話題として、以下のようなものがあります。
機械との競争: 技術革新による失業の第3波を人類は乗り越えられるか
http://jein.jp/jifs/discussion/scientific-topics/1075-topic37.html
ラッダイド運動の再現でしょうか。
英語圏のアメリカでは、遠隔出来る仕事は、インドなどの英語圏に流出していますので、
結構身近な問題に感じられるのかもしれません。
【ビジネス】
現在、世界で人工知能の研究が再度ブームになっています。
日本は第5世代コンピュータに懲りたせいか、あまり人工知能研究に積極的ではありません。
ハードであるスーパーコンピュータにはお金をかけるのですが、ソフトにはお金をかけない日本の姿勢の表れでしょうか。
世界は日本とは関係なしに進歩を続けます。
世界の人工知能研究をリードするIBMはワトソンと人工知能システムを開発しました。
IBMのワトソンは、特定のクイズですが、音声のクイズを聞いて回答する能力があります。
ワトソンのシステムは、医療の問診などに使われる可能性があるそうです。
身近な例では、NTTコンシェルジュやSiriです。
これはクラウドスタイルの質疑応答システムですね。
キャラが設定されいて、いろいろな会話が出来ます。
このようなシステムは、今後、確実に質が向上するでしょう。
人間に近くなったとき、とんでもない事態が起きるでしょう。
人工知能はいったん完成すれば、コピーが可能なので。
現状のOSなどのプラットフォーム争いを上回る事態になるでしょう。
NTTコンシェルジュは頑張っていますが、第2のGOOGLEになるか、それともGOOの二の前になるか。