2012年衆院選挙 どう転んでも、結局勝つのは保守系の政党です。 〜2013年、戦後初の憲法改正か

 社会党は相変わらず、憲法うんぬん、平和憲法うんと、何言っているかな〜と思っていたのですが。
 よくよく考えてみますと、確かに憲法改正可能な気配なんですよね。 


 アメリカサイドが日本の右傾化を警戒しているなんて、記事が日経で出ていましたが。
(この右傾化と言う訳が正しいかは不明ですが)
 アメリカサイドでは、既に、分析が済んでいるんでしょう。

 
 どの政党が、何議席取るかは判りませんが、
 2012年衆院選挙 どうころんでも、結局勝つのは保守の政党です。
 つまり、勝者は保守派です。
 第3極だの何だと言っても、一歩引いてみて、リーダー以外のイデオロギー的側面を見れば保守派なわけです。


 自民党は、55%〜65%くらい取るでしょう。
 維新は、15%〜10%くらい取るのではないでしょうか。
 つまり、保守系の政党で、70%以上は行くのではないでしょうか。
 保守派の大躍進です。 


【日本人は保守・右派なのか?】
 ①政府の経済への介入、②政府の個人への介入という二つの尺度で見た場合、日本人の多くは、欧米の保守派・右派ではありません。
 ここでは、軍事的に強硬派かどうかは、右派、左派かどうかの基準にしません。

 多くの人は、社会保障の充実を望みますし、それを維持するための消費税もある程度容認されています。また、政府が介入しての産業の保護を望みます。
 その一方で、国営化までは望みません。経済的には、中道左派です。
 また、マンガ関連の規制のように、政府が個人の趣味に介入するのも好みません。
 学校での宗教教育も消極的です。「進化論を教えるのを辞めて、神話を教えましょう」となれば大反対が起きるでしょう。
 この点も、中道左派的です。


 慎重と言う点では保守的ですが。
 実は、イデオロギー的には、中道左派だったりします。


【意外と政権の支持は不安定】
 70%以上議席を取ったとしても、70%の票数を得たわけではありません。
 特に自民党は45%程度の得票数で60%くらい議席を得るかもしれません。
 議席数的には圧倒的多数かも知れませんが、世論の支持的には、じゃっかん少数派である可能性があります。
 そのため、政権の支持派率は議席数の割には、不安定になると思います。


 自民党が大勝したとしても、不安定な政治は収まらないでしょう。
 政治の安定化には、維新との連携が不可欠です。
 もっとも、自民党に満足しているなら、自民党に投票すれば良いわけで、維新の支持者は自民支持者とも違うと思われます。
 公明党のように、何が何でも公明党というほど安定していません。
 あまり、自民党に寄り過ぎますと、維新自身から離れるようになってしまうでしょう。


憲法改正
 確か、衆院参院で67%取れば、議会での憲法改正は通ります。
 問題は参院ですが・・・2013年の次の選挙あたりで民主が負ければ、あとは、国民選挙だけです。
 これも、たぶん、クリアできるでしょう。
 既に50%以上の人が憲法改正を必要だと言っていますから。


 第9条改正になった場合、恐らく、韓国や中国が介入して、大きな後押しをしてくれるはずなのですから。


 TPPだの、脱原発(脱脱原発)だの、言っていますが。
 歴史の教科書的に考えますと、やはり憲法改正の方が大きいでしょうね。


 なんやかんや言って、かなり重要な決定が、無意識のうちに行われてしまうのが、なんとも日本らしい。


PS
 日本人は、想定外という言葉、誰も考えなかったと言う人がいますが、ちゃんと考えている人は居たりします。
 たんに、少数派なだけです。
 誰も考えなかった言われないために、記録して残しておきます。