電車の中で、尖閣諸島の問題で盛り上がっている人が居た。年齢は30代中頃でしょうか。
その人の主張は、「尖閣諸島は日本固有の領土だ。昔からずっと日本の領土だ」と主張していた。
私自身、固有の領土という意味が良く判らないので、この辺は微妙だなという感じです。
(ネット、http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2005_22198/slides/08/9.htmlで調べると、「固有の領土」=いまだかつて一度も外国の領土となったことがない領土とあった。この定義もどうなんだろう)
一方、読売の話を読むとますます訳が分からなくなる。
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnworld/20120919-OYT8T00777.htm
琉球王国どこ行った。一時期は外国じゃなかったのか。琉球王朝は取り込まれたから、その歴史も全て取り込まれたのだろうか?
不思議だ。
日本政府のスタンスは、尖閣諸島は1885年より前は誰の領土でもなく、琉球王国の領土になっていないので良いのかもしれない。
少なくとも、「昔からずっと日本の領土だ」は間違いと言われる可能性が高い。
その一方で、正しい可能性も高い。
非常に不思議なのが、沖縄がアメリカに統治されている時代。
信託統治領になったわけでもないみたいです。
SF条約には、信託統治領になるまでは、アメリカが領水を含むこれらの諸島の でも、信託統治領になったわけでもないみたいです。
領域及び住民に対して、行政、立法及び司法上の権力の全部及び一部を行使する権利を持つみたいな条文があるんですね。
逆に、アメリカが信託統治領にする気がなければ、ずっとアメリカが権利を持ち続ける。
なんというか、占領されているという感じでしょうか。
当時は沖縄に行くのに、パスポートがいりました。主権も日本政府とは別。完全に外国で、到底日本の領土とは言えない状態です。
とは言っても、じゃあ日本の主権・領土がないかというと、そうでもない。潜在的主権という不思議な状態。
領土として破棄した訳じゃない。
そのため、沖縄がずっと日本領土で、それに付随する領土も、日本領土考えるのは、正しいような気がする。
摩訶不思議です。
この辺は、私より頭の良い人・詳しい人が居るはずなので、教えてもらいたいですね。
なんというか、このあたりの話は、アメリカの無茶苦茶加減が凄いですね。