早い話が、マーケティング上、巨大な穴が開いてしまい。
そこを韓流に埋められてしまったのだ。
AKBとKARAでは、タイプが全然違う。
そして、ファン層も違う。
非常に極端な表現ですが、AKBのファンを秋葉系男性・・・Aと定義しましょう。
(実際はもっと、広範囲で女性を含めていますが、簡単にするためです)
それに対して、少女時代・KARAのファンは、美脚?に憧れる若い女性・・・Bとしましょう。
2010年ごろから、日本のマスメディアにおきまして、AKBのシェアが増しているような気がします。
供給チャンネルを押える(独占する)ことと、消費者のニーズを独占するのとは別問題だ。
AKBが出れば出るほど、Aの人は満足しますが、AKBファン以外は、どんどん満足できない状態になります。
つまり、Bの人たちは満足できない。
気のせいか、2000年代中ごろは、エビちゃんなどが市場を押えていたが、現在、ポストエビちゃんがメディアレベルでは空白だったような気がする。
また、モデル出身の芸能人は、多いのですが...モデルが中心でして、歌や踊りはどうなの?
という人も多い。
そのため、十分に取り込めていなかったのだろう。
その状態で、少女時代・KARAを投入すれば、ファン・市場を取れる可能性が高い。
さて、日本で、AKBの人気が国民的?になり始めてきたとき、他の事務所は何をしていたか。
横並び意識で、AKBの2番煎じか、そもそも対抗しないか。そんなところだろう。
少女時代・KARA風の芸能人を、どれだけ市場に投入しているのか?
現在、少女時代・KARAと被っている日本人芸能人って、どれだけいるのだろうか?
KARA→MAXのパクリ、少女時代→モーニング娘というネタが、ネットにはありますが...
現在のMAX、モーニング娘と被っているとは言い難い。
あまり、被っていないような気がする。
つまり、マーケティング上、完全に穴が開いていたのだ。
冬のソナタのヨン様の時も、そうだ。
年配のご婦人をターゲットにした俳優、アイドルは少なく、氷川きよしさんや早乙女太一さんくらいしか、居なかったような気がする。
マーケティングに穴があり、韓流にごっそりとられた。
【一言韓流ブームといっても...】
気のせいか、感じが微妙に違い。ファン層を徐々に拡大させている。
①ヨン様でおばさま方の一部。
②東方神起で、アイドル好き女性の一部。
③チャングムで中高年男性の一部
④少女時代・KARAで若い女性の一部
私のアバウトな感覚で言うとこんな感じでしょうか?
ネットでは、韓流ブームは終わる終わると言っている。
確かに、ブームは終わる。
しかし、日本サイドが、ちゃんと日本製で穴を埋めない限り、ある程度韓流はちゃんと残る。
【フジテレビの抱える問題】
昔、午後の2時、3時と言えば、ワイドショーの時間だった。
しかし、今やっているのは、民放では日テレだけ。
生活情報番組(ワイドショー)は...制作費の割に、日テレ勝てない。
フジテレビのワイドショー枠
フジだけではない。TBSも脱落した。
ワイドショーは、2000年代後半に一気に衰退したと言っても良い。
もっとも、地方ローカルでは、独自の生活情報番組をやっているので、経営戦略と製作力の問題が大きいのかもしれない。
ワイドショーを無くし後、この時間帯に何を流すが、問題になる。
テレビ朝日は、早々とワイドショー戦争に負け、ドラマ再放送枠にしましたが...
フジテレビは、単発若者向けのドラマが多いため、年配のご婦人向けの3時〜4時の再放送向けのドラマのストックはあまりない。
また、若者向けドラマは、その時代の空気や流行を多く取り入れていたり、
流行りの俳優中心なので、少し時代がずれると直ぐに古さを感じてしまう。
また、シリーズドラマがあまりないのも、難点だ。
対照的に、TBSが水戸黄門。テレビ朝日が推理・刑事ものをその時間に投入で来ているのと、対照的だ。
テレビ朝は、シリーズものを多く抱え、ファンの拡大や新シリーズの番組宣伝として、利用している。
基本的に、推理物はあまり時代が関係なく、陳腐化が遅い。
相棒なんて、ファーストシリーズを平気で流している。
フジテレビも、赤い霊柩車シリーズを一時期流していましたが...
個人的には、金曜プレステージの再放送や、古畑さんでも良いと思うのですが...番組宣伝としての効果は薄い。
そもそも、アサヒが推理物なので被るのは得策ではない。
結局、韓流メロドラマが着地点か...
韓流ドラマは、再放送の版権よりも安いのかもしれない。
大阪では、韓流ドラマを流していないので、局の姿勢だろうか。
【脱韓流への道は遠い】
マーケティングに穴を開ければ、他者や他国にファンを取られる。
そして、韓国ドラマは...安い。
価格が低ければ、低視聴率だろうとなんだろうと元が取れるんだ。
ネットでは、高岡蒼甫さんが大人気ですが。
彼は芸能人でありながら、韓流に流れて行った層を、芸で取り戻そうとしていない。
ネットや政治圧力で、流れるのを押えようとしている。
自分が嫌いだから、お前も見るな的な発想では、ますますファンの心を掴むのは無理だろう。